- Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
- / ISBN・EAN: 9784323064017
感想・レビュー・書評
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マンガだからこそ、伝わるものがあります。
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2013年初版 金の星社
漫画家たちの戦争シリーズ
1945年8月6日 広島市
同年8月9日 長崎市
あの日に想いを寄せて -
古いもので1957年、新しいものでも1976年。高度成長が続いている。上げ潮に影を差す戦いの跡。残っているのは心の中だけではない。爪の痕というにはあまりにも深すぎる。6作中半数が原爆症を扱う。すべての物語が悲しい。直情的な登場人物たち。語りたいことをそのまま発する。矢のように訴えてくる。わざとらしさは感じない。そういう時代だった。原発事故、新型コロナ、21世紀も不幸が続いた。今作られるものはこういうものではない。わかってきたこともある。進化している。でも、失ったものもある。それを思い出させてくれる作品群
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図書館にて。
今このシリーズを全部読もうと取り寄せている。
ブラックジャックの中の原爆の作品は初めてよんだ。
中沢啓治さんのはだしのゲンを思い出させる作品も子供の頃読んだことを思い出した。
戦争の怖さ、実態、過去に実際に起きたことはねじ曲げず、風化させず、二度と起こさないという気持ちをこれからの子供たちにきちんと教えていくことが本当に大切。
戦争を擁護したり、奨励したりできる要素は何一つない。 -
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<収録作品>
やり残しの家(『ブラック・ジャック』)/手塚治虫
おれは見た/中沢啓治
地獄/辰巳ヨシヒロ
九平とねえちゃん/赤塚不二夫
星はみている/谷川一彦
黒バットの記録/貝塚ひろし -
面白いねぇ
はだしのゲンの作者
「皮膚がただれて幽霊のようになる、歩き方もそのほうが歩きやすい」「スルメを焼いたときみたいに、人を焼くと立ち上がってくる」目を背けたくなるね、でも見なきゃ
でもやっぱり手塚治虫が凄すぎて、彼の作品をもっと読みたいと思わさせられた -
図書館の児童室などまったく眼中になかったのだがふと足を踏み入れてびっくり、そこはかつて子供だった大人たちにとっての宝箱だったのだ。
その中でも漫画コーナーは垂涎もので選りすぐった一冊もこのメンバーで内容が素晴らしくないと言ったら罰が当たる…
筈なのだが残念ながらちょっと違和感。
例えば「あの天才ブラックジャックでも治せない原爆症、だから核は恐ろしい」のメッセージもブラックジャックを知らない今の子供たちにどこまで伝わるのか?
揚げ足取りでなく昭和40年代に手塚先生たちから直に影響を受けた我々世代の語り部としての責任を強く感じた -
【収録作品】『ブラック・ジャック』から「やり残しの家」 手塚治虫/「おれは見た」 中沢啓治/「地獄」 辰巳ヨシヒロ/「九平とねえちゃん」 赤塚不二夫/「星はみている」 谷川一彦/「黒バットの記録」 貝塚ひろし