おひさまパン

  • 金の星社
3.82
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本棚登録 : 1026
感想 : 105
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784323070247

作品紹介・あらすじ

おひさまがかくれてしまい、さむくてくらいまち。「それならわたしがとくべつなパンをやきましょう」と、パンやさんがきじをこねはじめると、おひさまパンはふくらんでふくらんで、そしてもっとふくらんで…。

感想・レビュー・書評

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  • 雪混じりの嵐が吹き荒ぶ町。パン屋さんが「おひさまあじの とくべつパン」を焼きました。「ノラネコぐんだんパンこうじょう」並みにどんどん膨らむおひさまパン、パン自身が膨らむのを喜んでいるみたいです。吹雪の町で不安な表情だった動物たちが、晴れ晴れと嬉しそうにパンを食べる情景の素晴らしさ! 
    裏表紙には、おひさまパンのレシピ付きです。作るのが無理なら、近くのパン屋さんに走って行こう!

  • 訳・江國香織さんということで
    素敵な表現がたくさん♪
    でも絵本という形に落とし込むために
    全てひらがな…読み聞かせしにくかった…

  • 3歳11ヶ月。ストーリーや絵は素敵だけど、所々難しい表現もあったのでちょっと早かったかな?あまりハマらなかった様子。

  • 4歳0ヵ月。図書館にて。

    太陽がいないと暗くて寒くて
    街の人たちもなんだか元気がないみたい。

    そんなみんなのために
    太陽を呼びたくて街のパン屋さんが
    大きな大きなおひさまパンをつくった。

    絵がとっても可愛くて
    だんだんと明るくなっていく
    みんなの顔や、街の様子が素敵です。

    訳・江國香織さん
    どことなく詩的な情緒漂う!

  • 控えめに言って、ものすごい表現力!
    なんで平均評価がそんなに高くないのか、個人的には理解し難い…!!★4つ以上あってもいいと思ってます。

    読み終えたあとは美術館後ような満足感でした。作者のエリサ・クレヴェン先生の表現がとても素敵です。
    雪の結晶、さかな、傘、鳥の表現だったり、バスケットは布を使っているのかな?所々、色紙や柄の入っている折紙のような紙を用いられていたりして素敵でした。
    屋根の描き方、海や空の塗り方や描き方、色使い、
    細かいところまで何か型みたいなものにとらわれない表現の自由みたいなものが本当に素敵です。

    また、文章のなかで使われている表現も素敵です。
    エリサ・クレヴェン先生のセンスがいいのか訳者の江國香織先生の訳のセンスがいいのかわからないですが、個人的には「わるいてんきしんぶん」「おてんきしんぶん」がとても好きです。
    「おてんきしんぶん」の脇にだけ「50セント」と書かれているのも見逃しません。
    このしんぶんが本当にあるなら私も購読したいです。

    ひらがなとカタカナ中心に書かれていて、漢字は使われていないですが、お子さんには表現が難しい部分もあるかもしれないです。
    ですが、たくさんのどうぶつが登場し、鮮やかで表現も素敵だと思うので、お子さんの芸術面を育てたいと思っていらっしゃる親御さんにはぜひこちらの本をおすすめしたいです。

    むしろ絵本好きの大人の方で、まだ読んだことのない方にはぜひ一度手にとって開いてみてほしい作品です。

    実は内容などよくわからず、Amazonで表紙だけで気になって購入した絵本だったのですが
    購入して本当に良かったです。

  • “ゆきまじりのかぜが びゅうびゅうふいて、
    ながれおちるあめは あちこちで はねてうずまき、
    せかいじゅうの いろといういろを うばってしまったかのようです。”

    街のみんなが寒い寒い冬に耐えながら、おひさまがでるのを心待ちにしています。
    パンやさんもおひさまが恋しくて、おひさまパンをこねはじめました。
    そのパンは大きく大きくふくらんで、とってもいいにおい。
    みんなでそのあたたかなパンを食べると、心のなかまでふんわり。
    とうとうほんもののおひさまも出てきて一緒にパンを食べます。
    そして街中が明るく暖かくなりました。

    友人の司書さんに出産祝いにいただいた1冊。
    赤ちゃんには早すぎるので、当初は「いつ読んであげられることやら」と思っていました。
    江國香織さんの訳も表現がちょっと難しく、一文が長く、私が選びがちな絵本とは違うので読みづらいなあとも。
    でも、繰り返し読むうちになじんできて、凍える寒さやぽかぽかおひさまなどの温度感やパンが焼けるあまーい香りが感じられるように。いまではすっかりお気に入りです。
    人からプレゼントしてもらう絵本ってそういうところがいいですよね。新しい扉が開けるというか。

    こどもは難しいかな?と思っていても案外すっと受け入れていますよ。
    絵の隅々まで楽しんでいます。

    裏表紙のおひさまパンのレシピ、実はとってもおいしいんです。
    べとべと生地で扱いづらいのですが、玉子とバターがたっぷりの贅沢なふわふわパン。
    どうやらブリオッシュというパンによく似ているようです。

  • 4歳6ヶ月
    表現が少し難しくあまり食いつかなかったイメージ

  • 全然聞いてくれなかった。大好きなパンが出てくるのに。また少し大きくなってから読み聞かせてみたい。

  • 3歳7ヶ月
    通わせたるプリスクールで、冬至の日に、皆でこの絵本を読み聞かせてくださり、皆でおひさまパンを作ったそう。なんてよいアイディア。

  • 絵が綺麗。文字が多く、詩的で、内容はまだ難しかったようですが、気に入って読んで読んでと持ってきます。「〇〇は何のパンが好き?」と聞いてきます。大きくなったらまた読みたいです。

    2歳11ヵ月

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