- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784323070308
作品紹介・あらすじ
AOI・レジデンス809号室。ここで過ごした衆介との日々。たった5日の自由『私を泣かせてください』の切ない響き…。決して忘れられない私の中に流れる何かが確かに変わった14歳のあの夏の日。十代のみずみずしい人生の一コマを圧倒的現実感をもって切り取った話題作。
感想・レビュー・書評
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中学のとき、ふと表紙とタイトルに惹かれて読んだ本。
あまり覚えてないけれど、たんたんとしたストーリー…だったような……
覚えてるのが、宙を舞う白いビニール袋。
そこだけ覚えてる。好きなところだったのかな?
もう一度出会えたら、ちゃんと読んでみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
きょう読み始めてきょう読了。だいぶ昔に、背表紙をみて気になっていたもののけっきょく手に取らずじまいだった記憶がある一冊。
おもしろかった!というには内容が合わない気がし、よかった!というには恋愛要素が強すぎてちょっとひるむのだけど、でも、やっぱりよかった!といいたくなる。はたからみて何不自由なく暮らせる家庭に生まれたご身分、だったとしても、それはただどうしようもなく与えられたものである、という点では、はたからみて困窮している家庭に生まれるのと同じ。あるものごとから派生する悩みの重さはひとそれぞれで、それぞれにとっての切実さで迫る。家出先である「シェルター」は、逃げながらむきあう場、なのだろうな。佐和子の狡猾さと、同時にある彼女なりの誠実さが好き。
でもやっぱり、落としどころに恋愛をもってこなくても良いと思うんだ…。作者が「赤い実はじけた」と同じひとと知って納得、ではあるけども。 -
何年か前に学校の図書室で見つけて夢中で読んだ。
また読みたい。 -
2006.10.7
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自分の身体には、“ひとかけらの愛”も流れていない… 小4の頃から“想像の家出”を繰り返していた絵亜(えあ)。小学校の同級生・佐和子に出会い、シモンさんの部屋、佐和子たちのシェルターのことを知る。そして、両親の出張中、ついに家を出た…。
(中2) -
表紙が可愛いので手にとってみた本でしたがとても面白かった
です。
エア、シュースケに会えるといいね。 -
甘いのにどこか切ない。でもこれからエアは今までとは違った感覚を持って「生きる」ということに向き合えるのではないかと思う。衆介のことを想いながら、信じながら生きていける。エアの中の空虚はきっともう、すぐに埋まるだろう。…もしかしたらもう埋まっているのかもしれない。
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表紙がすっきりしていて、手にとってみたのがこの本でした。読んでいて楽しいのは楽しいのですが、最後の終わり方があまり好きではありません。今で言えば、携帯小説に似ていますね。
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「オレの中に流れているもの」「何?」「空、気。」
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チヒロの性格は厄介だけど好き。