- Amazon.co.jp ・本 (93ページ)
- / ISBN・EAN: 9784323070629
感想・レビュー・書評
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主人公の敏子。父親がガラス工房に勤めており、ガラスのうさぎをつくってもらう。結果的に形見になってしまった。家族を次々と亡くしていき、海に身を投げようとした場面があった。その時、「誰がお母さんやお父さんを思い出してあげるんだ、私しかいないじゃないか」と自分を鼓舞する場面が印象的だった。再度奮い立つ力強い生命力を感じた。
疎開でも、集団疎開と縁故疎開があることを知った。
現代がいかに恵まれているかを改めて思わせてくれる作品だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
悲しいと思ったけど、最後お兄ちゃんに会えてよかった。
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東京大空襲で母と2人の妹を失った主人公の敏子。空襲の猛火の中、形の変わったガラスのうさぎ。戦争の後、疎開の途中で米軍機の機銃掃射によって父も失い、絶望の果てに死を見つめる敏子。自分が死んだら家族のお墓を守るのは…。
孤独と悲しみの中で心を奮い立たせる、敏子の愛する家族を通して生きる様子がすばらしい!
(カウンター担当/向日葵)夏休みに読みたいおすすめの本 -
東京大空襲で引き裂かれた家族。「ガラスのうさぎ」は、ガラス職人だった父親の形見だった・・・
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子供が読んだ本です。
今の子供たちに伝えたいことが分かりやすく、描かれています。