これはすいへいせん

著者 :
  • 金の星社
3.46
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本棚登録 : 532
感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784323073668

作品紹介・あらすじ

“これはすいへいせん”の一文から始まって、ページをめくるごとに、つぎの文がくっつき最後はとても長くなる、“つみあげうた”の言葉あそび絵本です。詩人の独特の語感とリズムにみちた言葉に、クラシックな世界観が新しいtupera tuperaの絵が応えます。ブックデザインは、新進気鋭のデザイナー岡田善敬。遊び心満載の装丁と造本にも注目です。
水平線のむこうには、いったい何があるのかな? “これはすいへいせん”に始まって、ページをめくるたびに言葉がどんどんつながり、世界が広がっていきます。ユーモラスなイラスト、楽しいインデックスのしかけなど、tupera tuperaの遊び心あふれる表現と、谷川俊太郎の変幻自在な言葉の世界が初コラボした絵本。

感想・レビュー・書評

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  • 「これはのみのぴこ」の上級編ですね。後半になると、一息で音読できない…。
    最後に建てられた家が、また水平線の向こうへ流れていくのでしょうか。

  • 『これはのみのぴこ』と同じ、いわゆるつみあげうた。
    ページ毎にインデックスがあって、いつの間にか目次になっている。で、ラストのオチが最高です。
    ツペラツペラさんの絵も楽しい。
    大人も楽しめる絵本。

    • 大野弘紀さん
      絵本、

      本という可能性

      そのデザイン、

      手に取れるということ

      本当に、本って、アナログなんだな、って思いました。
      ...
      絵本、

      本という可能性

      そのデザイン、

      手に取れるということ

      本当に、本って、アナログなんだな、って思いました。

      これは電子で読んでも意味がないというか

      これぞ「本」ていう可能性を引き出しているのが

      とても楽しくて感動して嬉しくて

      素敵な本ですね。
      2019/04/07
  • ページの端にも注目!

    入れ子式なおはなし。

  • いじめられっこってよくない。急におもしろくなくなっちゃった

  • ずっとつづいてたのがおもしろかった!

  • 「これはすいへいせん」の一文が、ページをめくるごとに次の文とつながって長くなっていきます。言葉のマトリヨシカみたい、これは大きくなっていくけど。最後はまた最初の所に戻ってくるので、ある意味、行きて帰りし物語パターンでしょうか?

    tupera tuperaさんの絵がおしゃれで、ちょっと棚に飾って眺めたい。ページの左上の隅がインデックスになっていて、お気に入りのページにすぐいけるニクイ演出も気に入っています。

    声に出して読むとき、リズムよくタタタタタ、と読めるのでうっかり早口になりがちに。どんどん早口になっていくのも楽しいけど、せっかくだから絵と一緒にことばもゆっくり味わいたい。楽しくて悩ましい1冊。

  • とても楽しいつみあげうた
    どのページにも水平線、地平線もかな
    いったいどこまで行くのだろうと心配になるとまた元へ
    インデックスが妙にうれしいのです
    裏表紙が妙に心配なのです

    ≪ どこまでも 続いてるんだ すいへいせん ≫

  • お話がどんどん追加されていくところが、娘に受けた。
    谷川さんの同じ手法の絵本として「これはおひさま」「これはのみのぴこ」があり、同様に娘に好評。
    最後に話が元に戻るところが他の2作と違って面白い。

  • しゅんたろうさん得意のつみあげうた、
    結末がタイトルのすいへいせん、とリンクしているのもおおおおってなった

  • この本は、ページめくるごとに文が継ぎ足される。
    読み聞かせの時に、一息で読んでいくと、子供たちがドンドン絵本に引き込まれていく感じが見えて、
    読み聞かせ本としては、すごく面白い。
    一息じゃなくても、良いんだけど。
    そのゲーム的な感じも含めて子どもと読むと楽しい本だった。

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著者プロフィール

1931年東京生まれ。詩人。1952年、21歳のときに詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など幅広く活躍。主な著書に、『谷川俊太郎詩集』『みみをすます』『ことばあそびうた』「あかちゃんから絵本」シリーズ、訳書に『スイミー』等がある。

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