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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784326101771
感想・レビュー・書評
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本書は、フレーゲとラッセルの哲学的な意義を解説した論考集である。フレーゲとラッセルの業績を概説した序論は、一通り知っておくべき内容が簡潔に網羅されていて有意義であった。佐藤雅彦先生の「フレーゲの計算機科学への影響」における、フレーゲとλ計算の関係や、直観主義と計算機科学との関係についての論考は興味深い。他の各論は専門的で難しい論考が多かった。
1800年代後半から1900年代前半にかけての数学基礎論の革命的進歩は、フレーゲとラッセルによる論理学の厳密化、および算術を論理学に還元する試みから始まり(論理主義)、ヒルベルト(形式主義)とブローウェル(直観主義)の勢力争いにより大きなムーブメントが巻き起こり、最終的にゲーデルが論理主義を木端微塵に粉砕し、形式主義も大幅な修正を余儀なくされた、という形で進んでいった。その意味で、ヒルベルトとゲーデルだけでなく、フレーゲおよびラッセルを押さえておくことはやはり重要であろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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