- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784326102624
作品紹介・あらすじ
「私たちは何をすべきか」を考える規範倫理学に対して、一歩後ろから「そもそも、なすべき正しいこととは何なのか」を考えるメタ倫理学。暗黙の前提をひっくり返し、議論の土台を新しく整備して、先入観や思い込みに気づかせてくれるのがメタ倫理学の役割だ。初学者向けに丁寧に論点を整理し、読者が自分の倫理を考える旅へといざなう。
感想・レビュー・書評
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難解になりがちな倫理というテーマですが、語り方も分かりやすく、良かったのですが、またまた、私にはそこまで余裕がなく、今回も途中で断念させて頂きました。
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理屈をこねくり回しているだけで前に進まず、同じような議論を繰り返している、哲学は部外者である私からはそんな風に見えるけど、研究者は難しい問題=答えがない問題ではなく、答えがある(いずれ答えにたどり着くことができる)と考えていて、そこに向かって研究しているって下りがなんか感動させられた。日々スピード(のみ)重視で生きてると本当に大事なことは見逃しているのかもしれない。
内容的には、論理の積み上げが地道で飛躍がなくて、たどっていくだけで楽しめた -
上司と話していて、彼の言う正しさ、特にその背後にある価値観が全く理解できないということがありました。
その時は「他人の価値観を変えてみようもないし、仕方がない」ぐらいで済ませたのですが、それからも時々そういうことがあるので心に引っかかっていました。
本書を読んでからは、「上司は客観主義的、私は主観主義的な考え方だな」というふうに理解できるようになりました。
だからといって上司と分かりあえたわけでもないのですが、メタ倫理学的には自分の考え方にも批判されるべきところがあると知ることができたのは収穫でした。 -
必要性を感じながらなかなか手を出せなかった分野.教科書として素晴らしい出来で本当にありがたい.リファーもいい復習になる.
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文章の構成が上手い。ある説を出して尤もらしく魅せているが、その説の問題点を次に提出する。そして、その問題点を解消する説を出してくる。
メタ倫理学は一歩うしろに下がって眺めるとあって、どの文化の人にも成り立つ学問かと思う。ウクライナとロシア、ハマスとイスラエルでも共有できるものではないか。自分の拠点を見定めるときにもこの学問は役立つと思う。 -
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