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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784326103010
作品紹介・あらすじ
会話的推意の理論など、主に言語哲学の業績で知られるポール・グライス。その素顔と広範な射程を持つ哲学の全体像を初めて描き出す。
会話的推意の理論と非自然的意味の分析の哲学者として知られるグライスは、心の哲学、理性論、形而上学といった分野でも多くの業績を持つ。その哲学体系を貫くのは、理性というテーマである。グライスにとって、理性は推論の能力であるとともに、理由を与える能力でもあった。歴史的な背景とともに、その哲学体系を一望のもとに描く。
みんなの感想まとめ
理性というテーマを中心に、哲学者グライスの広範な業績を深く掘り下げた一冊です。特に会話的推意の理論を、単なる理論としてではなく、彼の行為論のフレームワークの一部として捉える試みが新鮮で、グライスの哲学...
感想・レビュー・書評
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グライスといえば推意にかんする理論ということで,たんにそれ単体で取りあげられることが常であるけれど,この本では,それをグライスなりの行為論のフレームワークの一部として捉える,という試みをしていて,おそらくそれはけっこう成功しているようにみえる(ので,わたしには,グライスの試みが不十分であったということまで明らかになってしまっているように思われる.部分的には三木さんが別の本で明示的に批判しているところでもあるが).ビッグピクチャーというか,基本姿勢というか,グライスのそういうものを取り出そうとしているところがおもしろい.形而上学や幸福論に行き着くというのも含めて,通りいっぺんの「グライス」を壊してくれる.
なんだかんだで,推意にかんする理論の解説も日本語でなされたもののなかではもっとも正確かつ詳細といっていい水準なんではないだろうか.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
OPACへのリンク:https://op.lib.kobe-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2002313178【推薦コメント:言語学、特に語用論に大きな影響を与えたグライスの思想を綺麗にまとめている。】
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