合理的な愚か者: 経済学=論理学的探究

  • 勁草書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784326152179

作品紹介・あらすじ

の問題提起を携え、経済学と倫理学の荒野を転戦する変革者の軌跡。暖かい心と冷静な頭脳と。

感想・レビュー・書評

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  • 日銀 黒田総裁の推薦図書だったため読んでみたが、難しくて理解できなかった。訳も悪いように感じた。
    「(パレート最適)何人も、他の誰かの状態を悪化させることなしにもはや己の状態を改善しえず」p123
    「(論点)問題なのは、人々が一貫して正直に答えるかどうかではない。そうではなく、人々はつねに取り分を最大化するような答えをするのかどうか、あるいはどういう仕方であれ、とにかく経済学理論が一般的にそう想定してよい程度までには、人々はしばしば取り分を最大化する答えをするのかどうか。これが問題なのである」p142
    「功利主義は、とにかく快楽主義的人間観に立つ「立法の原理」論にしてかつ「道徳の原理」論である。我々は、悦びを増大させ苦痛を減少させると思われる行為を選択する。この「快楽主義」的命題が、功利主義の根本命題である」p266

  • ふへえ。

  • 1344夜

  • 経済学に対し規範的アプローチによる批判・再構築を試みるA.センの著作。
    経済理論の基礎は思想に立脚していることを体現する。

    数式に基づく論理的思考の訓練があまりにも不足していることを改めて思い知らされた。

  • \105

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著者プロフィール

1933年、インドのベンガル州シャンティニケタンに生まれる。カルカッタのプレジデンシー・カレッジからケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジに進み、1959年に経済学博士号を取得。デリー・スクール・オブ・エコノミクス、オックスフォード大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス、ハーバード大学などで教鞭をとり、1998年から2004年にかけて、トリニティ・カレッジの学寮長を務める。1998年には、厚生経済学と社会的選択の理論への多大な貢献によってノーベル経済学賞を受賞。2004年以降、ハーバード大学教授。主な邦訳書に、『福祉の経済学』(岩波書店、1988年)、『貧困と飢饉』(岩波書店、2000年)、『不平等の経済学』(東洋経済新報社、2000年)、『議論好きなインド人』(明石書店、2008年)、『正義のアイデア』(明石書店、2011年)、『アイデンティティと暴力』(勁草書房、2011年)などがある。

「2015年 『開発なき成長の限界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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