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- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784326153459
作品紹介・あらすじ
理性と幸福、自然と文化、道徳や歴史、家族などをめぐるフランクフルト学派の哲学的思考。磨きぬかれた、鋭く激しい言葉の数々を批判的に読み解きわかりやすくかみくだいて表現する。
感想・レビュー・書評
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アドルノ・ホルクハイマーの哲学を全てなぞることを期待していた場合、到底納得のいく著作ではないだろう。あくまで彼らは議論の土台であり、ここでなされているのは、その「問題圏」を再び現代において掘り返す試みである。
また著者自身が書くなかで、自分の哲学のスタンスを問いたださずにはいられないさまが、特に最後の章からひしひしと伝わってくる。
哲学の書ではなく、哲学をするための書だといえるのかもしれない。専門性はやや高いが、膝を付き合わせればどんな人でも読める内容のはずだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
難解なアドルノ・ホルクハイマーをばしっと理解させてくれる。面白い逸話もある。ホルクハイマーが、現代はセックスまでもが極めて合理的と論じていることを紹介してくれている。
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