- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784326250615
作品紹介・あらすじ
視覚の基礎から最新の知見まで、広範囲を豊富な図版とともにわかりやすく解説。学生や研究者向けの教科書・入門書として必読の書。
多くの過程が関与し極めて学際的な研究領域である視覚について、網膜の受容機構から脳の活動と意識の問題まで、幅広く解説する。特にこれまでの日本の書籍にはあまり見られなかった、注意やオブジェクト認知などの視覚の高次過程について、重点的に紹介。心理学、工学、物理学など、視覚に関わるすべての人に向けた新しいテキスト。
感想・レビュー・書評
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いやこれめちゃくちゃ面白いな。
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「見ること」にこだわって、哲学的な示唆から、知覚心理学、認知心理学、脳科学と幅広くこれまでの知見を丁寧に提示してくれる。
専門外なので、もうあと何回かは読まないと理解したとは言えないものの、一読の価値があった。
当たり前のように見ている目の前のこの光景が、複雑な処理過程をへて脳内で再現されていると思うと感動すら覚えた。 -
人は、どうやってものを見て、どう理解しているのか。
そういった、認知心理学の入門書として、とてもいい出来の本。面白かった。
自分は、仕事でヒューマン・マシン・インターフェースに応用したくて読み始めたが、予想以上に濃かった。
理解するには、もう何度か読まないといけないが、まずは一度読み終えた。 -
現代心理学の基盤をなす領域
視覚関連領域を全般的に扱っていて、神経・知覚心理学だけでなく認知心理学の領域の知見も広く紹介している。
脳科学も少しだけ。
おすすめです。 -
主に視覚について書かれている認知心理学の本。認知心理学の研究室にお邪魔したときに見つけて読んだ。
認知心理学というと難しく思われるかもしれないが、本書は高校の生物Ⅰを履修しているなら十分理解できる内容である。難解な用語はわかりやすく説明し、取り挙げられている数多くの視覚認知実験(騙し絵など)の図は見てい飽きない。
認知心理学が専攻でなくても理解でき、かつ読んでいて面白い一冊であった。 -
卒論用に読み始めた本。
認知心理学の教科書としても使用中。
視覚に興味がある人におすすめ。入門書として簡単に読めます。