ハンナ・アレントの教育理論 「保守」と「革命」をめぐって

  • 勁草書房 (2025年1月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784326251797

作品紹介・あらすじ

アレントの政治理論はいかに教育理論として再解釈できるのか。アレントの教育理論とそれから導かれる「政治」教育の構想を検討する。

アレントは、政治学や哲学の領域で研究されてきた「主権」概念を批判的に検討し、それに依拠しない形で自らの「政治理論」を構成した。アレントの政治理論はいかに教育理論として再解釈できるのか。アレントの教育理論とそれから導かれる「政治」教育の構想を検討する。政治教育の充実という今日的状況に対する応答ともなる一冊。

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  • 序章

    - 本書は、政治理論家ハンナ・アレントの教育論を探求するもので、教育的事象におけるアレントの影響を考察する。
    - アレントの教育論が、現代の教育学において直面する課題に対する有効な手がかりであることを示している。
    - 先行研究の成果を基にしつつ、アレントの教育論の詳細を明らかにすることが本書の目的である。

    アレントの教育論の基礎

    - アレントの「リトルロックの省察」と「教育の危機」において、教育と政治の関係性が論じられている。
    - 彼女の教育論は「保守的」なものであり、「革命」との関係から理解されるべきである。
    - アレントは教育を通じて「自発性」を保持し、それが「行為」として発現することを重視している。

    保守と革命

    - アレントは「保守」と「革命」を結びつけて、教育論を展開する。
    - 「革命」は新たな政治体制の創設であり、そのためには「権力」や「自由」が重要であると論じている。
    - アレントの教育論における「保守」は、近代教育とは異なる独自の立場から展開される。

    行為と非主権性

    - アレントが論じる「行為」は「非主権性」を基盤としており、これが教育における重要な観点である。
    - 子どもが「行為」を行う際、その行為は予見不可能であり、誰もコントロールできない。
    - 教育はこの「自発性」を保持し、子どもが「行為」を起こすための準備を整える役割を果たす。

    道徳性と悪

    - アレントは、歴史的な悪の実例を通じて「思考」と「行為」の関係性を探求する。
    - 「人格的アイデンティティ」が他者との「行為」を通じて開示されることが、道徳性に寄与するとされる。
    - 教育においては、道徳性を育むために「思考」と「行為」の結びつきを強調している。

    終章

    - 本書では、アレントを「教育理論家」として再解釈し、彼女の教育論を体系的に示すことを目指した。
    - アレントの考え方は、現代の教育課題に対する新たな視点を提供するものである。
    - 最後に、アレントの「政治」教育の構想が、主権者教育やシティズンシップ教育に対してどのように批判的な意義を持つかを考察する。

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