「夢」の認知心理学

著者 :
  • 勁草書房
3.22
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784326298990

作品紹介・あらすじ

夢が記憶を整理するのは本当?普通の夢って?夢は白黒、それともカラー?毎日のように見ていながらも、実はよくわかっていない「夢」。この不思議な現象に心理学の立場から科学的に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 夢を見る、というのは「現実には起きていないこと」が意識に現れることであるので「幻覚」と同じ働きによるものであって、夢と幻覚に大きな違いはないようです。
     
    また「夢を見る」という機能を進化の途中でどのように獲得したのかは不明なようですが、本書によるといつ外敵に襲われてもいいようにしておくため、との説が有力なようです。

    ほとんどの場合、夢を見ている間は「自分が眠っている」とはまったく気がつかない。覚醒している間に「自分は覚醒している」という感覚を持つことなく生活しているのと同じく、「夢を見ている」ときは、覚醒しているという感覚を持つことなく「覚醒している」状態にあります。
    では覚醒しているとは何をして覚醒しているといえるのか、というあたりのグレーなところはよくわからないらしく、そもそも覚醒と睡眠をどう分けるのかもよくわからないようです。

    読んでいても「わからない」ことだらけなのですが、それでも現時点で分かってはいることは詳しく書かれていて夢についてよくわかりました。

  • ワークショップ「記憶を探る」:“本日の一冊”本

  • イマイチ読みにくく、各章の結論部分も「よくわからない」、「個人差が大きい」、「一概に言えるものではない」といったものが多くためになる内容ではありませんでした。
    また、海外の論文を多く紹介しているのは結構なんですが、翻訳が正しいのかどうか怪しい部分も多々あります。

    なんというか、「3000円は高い」というのが感想です。

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著者プロフィール

文教大学人間科学部 教授(2022年1月現在)

「2022年 『心理学と心理的支援』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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