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- Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784326450848
感想・レビュー・書評
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「入門」と銘打っているだけあって、憲法に関する現在基本的と考えられている事項について網羅的に、かつ簡潔に記されていて読みやすい。といっても内容が簡単、というわけではなく、樋口憲法学のエッセンス(「批判的普遍主義」)が諸所に感じられる。気がする。
細かい話だが「九〇年代以降、地方自治体にとって重要な事項につき住民投票をすることで条例を定め、投票の結果を正規の機関の決定や行動に反映させようとする試みが注目されている」(p14)とあるけれど、「住民投票をすることで条例を定め」るんじゃなくて、「条例を定めて住民投票を行う」んじゃないだろうか。
とはいえ、憲法の大家がこんな基本的なところで間違いをするとも思えないし(しかも四訂まで誰も気づかないというのも変だし)、いったいどういうことなんだろうか。僕が間違っているのだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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