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- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784326602438
作品紹介・あらすじ
ゲイ男性・バイセクシュアル男性のつながりは、なぜ時に息苦しくもあるのか。差別論に還元されないマイノリティ論の次の一手を示す。
感想・レビュー・書評
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きわめて理論的な内容で、社会学的な素養がないと読み通すのは難しいです。キーワードは「ついていけなさ」なんだけど、理論的な背景を理解できないと、この用語自体についていけなくなりますw
『Badi』の分析とか「タチ/ネコ」の意味論とか、興味深い内容があってそれはそれでおもしろいと思いました。ただ、それ自体が本書の目的というわけじゃないから、そこまで深くないんですよね。議論の補強的な素材として回収されてしまうみたいな感じかなー。意図的に当事者概念を採用してないことも関係あると思います。
つまり、これはいわゆるゲイコミュニティをフィールド・ワークしてそこからどうたら~な内容の本ではないのです。それを期待してしまうとちょっと肩透かしかもしれない。もちろん、ある種の調査もインタビューも言説分析もなされているのではあるけど。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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