ボッティチェリ《プリマヴェラ》の謎: ルネサンスの芸術と知のコスモス、そしてタロット

  • 勁草書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784326800575

作品紹介・あらすじ

妖精クロリスと西風の神ゼピュロス、春の女神フローラと愛の女神ウェヌス、三女神を矢で狙うクピードー、学知の神メルクリウス。これらの人物は何を意味しているのか? 何のために描かれたのか? 秘密の鍵をにぎるのは一枚のタロット・カード《恋人》。愛と詩情あふれるルネサンスの「知のコスモス」を豊かに描きだす快著!

感想・レビュー・書評

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  • 学者ではない市井の研究者が、フィレンツェで元はできたであろうタロットカードの図案、ギリシアやローマの文献とそのルネッサンス時代における解釈を掘り起こし、プリマヴェーラの意味を解く。
    女性二人はロレンツォメディチの愛した女性たちシモネッタとルクレッツィアで、彼女らは発注者であろうロレンツォを見つめ選択を迫る。それぞれが現世的な愛と世俗超越的な知を表し、後者をロレンツォは選ぶ。画面左は世の闇を晴らす知の使者と美徳の三女神であり、上部の目隠しをしたキューピッド、アモーレがこちら側を狙っており、ロレンツォの選択が正しいことを示している。

  • ワクワクしてます。

    勁草書房
    http://www.keisoshobo.co.jp/book/b214140.html

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著者プロフィール

クリストフ・ポンセ(フィチーノ研究者、ヴィラ・スタンダール所長)

「2016年 『ボッティチェリ《プリマヴェラ》の謎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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