- Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
- / ISBN・EAN: 9784327279011
作品紹介・あらすじ
この単語、どう読むの?私たちを悩ませ続ける英語のつづりのしくみを知って、ただひたすら暗記するだけの学習から、より効率的な学習へすすみましょう。見ただけで発音がわかるような練習をしましょう。
感想・レビュー・書評
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フォニックスの話に、語源や形態論の話も入れた本。
著者は翻訳家だが、結構英語学の要素がたくさん入っていて、英語好きにはたまらなく面白いが、英語が苦手な人にとっては、ただの英単語リストにしか見えないかもしれない。
英語の教師なら、持っておくとよい本だと思う。たとえば「eaと綴って『エ』と発音する単語」(p.15)とか、「ouと綴って『ア』と発音する単語」(p.23)とか、ぱっぱと言えれば単語を教える時に便利かもしれない。scの綴りでどういう時に[sk]と読んで、どういう時は[s]なのか(p.53)、とかある程度英語ができる人は考えてみるのは楽しいことかもしれない。「語中にyがあればギリシア語起源」(p.31)とか、「chを[k]と発音するものはギリシア語起源」(p.77)いった話も楽しい。でもheadacheは誤って[k]と発音された(p.78)らしく、acheはギリシア語とは関係ないそうだ。へえ。知らなかった。
ものすごく軽いタッチで書かれていてとても読みやすいけれども、出てくる単語もマニアックなものも結構あって、英語の「勉強」が好きな人じゃないと読んでも面白くないかもしれない。(17/02)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
カルチャセンターでの授業?
のような印象。
内容の整理や章立てはあまり適切ではなく感じました。
電車の中でなんとなく知識確認にはいいかもしれません。
きちんとした本で再確認したくなる欲求を催します。 -
Aの発音は子音字に挟まれるとaeになる。
これは短母音という。
いっぽう、子音字に挟まれていても、最後にeがあると
長母音としてeiと発音する。
Holesを読んでアルファベットの発音の仕方ってやっぱり習うものなんだということが分かったけど、
単語耳の松澤先生が言っていた「フォニックス方式」まで手がでなくて、
文章形式で説明してくれてたら読みやすいかなと思ってかりてみました。
1冊かけて説明しなくても、もうちょっと簡単にまとめられそうだなあというのが感想。
例外もさらっと付け加えられていたりして、下手に手を出すと疑問がどんどんでてきそう。
でも、原則としてフォニックスを覚えてみようと思わせてくれた本。