言語研究の世界 生成文法からのアプローチ

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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784327401771

作品紹介・あらすじ

こころと脳を探る生成文法

言語研究を認知科学、生物学の一部と位置づけて研究を進めてきた生成文法の最新入門書。今世紀以降に進展した言語の脳科学や言語の起源・進化学などの研究成果を取り入れながら、改めて言語研究の各分野の基本的知見を提示し、生成文法に基づく科学的な言語の見方を明らかにする。コラムを設けたほか、各章末に練習問題を付す。研究社ホームページには読書案内を掲載。ロングセラー『言語研究入門』(2002)の姉妹編。

→コンパニオンサイト https://www.kenkyusha.co.jp/generative_linguistics/

<目次>
まえがき

《 第I部 生成文法を学ぶための基礎知識I 》
第1章 はじめに:なぜ言語を研究するのか (大津由紀雄・今西典子)
第2章 言語知識の性質 (杉崎鉱司)

《 第II部 生成文法を学ぶための基礎知識II 》
第3章 言語の音とは:音声学・音韻論 (田中伸一)
 <<第3章補足>> 音の記号:言語で異なる音の区分と性質 (田中伸一)
第4章 語とは:形態論 (長野明子)
 コラム1 音と形態のインターフェイス (石原由貴)
第5章 文とは:統語論1 (小町将之・瀧田健介)
第6章 統語現象を考える:統語論2 (瀧田健介・小町将之)
第7章 意味とは:意味論1 (稲田俊一郎・猪熊作巳)
第8章 意味現象を考える:意味論2 (猪熊作巳・稲田俊一郎)
第9章 発話とは:語用論 (瀬楽 亨)
 コラム2 統語と音のインターフェイス (塩原佳世乃)
 コラム3 統語と意味のインターフェイス (中尾千鶴)

《 第III部 こころと脳を探る言語研究の展開 》
第10章 言語の獲得1:第一言語の獲得 (郷路拓也)
第11章 言語の獲得2:第二言語の獲得 (磯部美和・平川眞規子)
第12章 言語の運用 (大津由紀雄)
第13章 言語の変化 (宮下治政)
第14章 言語の脳科学 (尾島司郎)
第15章 言語の起源と進化 (池内正幸)
 コラム4 幼児言語と自己埋め込み (照沼阿貴子)
 コラム5 手話言語 (坂本祐太)
 コラム6 少数言語の研究 (大滝宏一)

終 章 言語研究の展開と今後の展望
    (稲田俊一郎・杉崎鉱司・磯部美和・大津由紀雄・池内正幸・今西典子)

付録
 エッセイ:言語研究の楽しみ (水光雅則)
 事例研究1:コーパスを使った言語研究 (深谷修代)
 事例研究2:日本語と英語における結果構文とその関連構文 (阿部明子)

あとがき

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  • 生成文法に関する研究を中心にまとめられた教科書。

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著者プロフィール

慶應義塾大学名誉教授。関西大学・中京大学客員教授。日本学術会議連携会員。Ph.D.(MIT、1981、言語学)。東京言語研究所運営委員長、日本認知科学会会長、言語科学会会長などを歴任。専門は言語の認知科学および言語教育。言語教育関係の著作として、『日本語からはじめる小学校英語――ことばの力を育むためのマニュアル』(開拓社、2019年、浦谷淳子・齋藤菊枝と共編著)、『学習英文法を見直したい』(研究社、2012年、編著)、『ことばの力を育む』(慶應義塾大学出版会、2008年、窪園晴夫との共編著)など。

「2021年 『どうする、小学校英語?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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