著者が東京大学で行なった20年近くの講義に基づいて書き下ろした、わが国最大のアメリカ文学史講義。第1巻は、南北戦争まで。
1935年(昭和10年)台湾新竹市生まれ。1954年、新潟県両津高校卒。1958年、東京大学文学部英文科卒。1961年、同大学大学院修士課程修了。1962年から64年まで、カリフォルニア大学バークレー校などに留学。東京大学文学部教授、日本女子大学文学部教授・文学部長などを歴任。東京大学名誉教授。専門はアメリカ文学(特に、マーク・トウェイン、ヘンリー・ジェイムズなどのリアリズム文学)。 著書に『フランクリンとアメリカ文学』『英語を学ぶ大学生と教える教師に――これでいいのか?英語教育と文学研究』(いずれも研究社)、編著に『20世紀英語文学辞典』『読み直すアメリカ文学』(研究社)など、訳書に『ハックルベリー・フィンの冒険』(集英社)、『不思議な少年』(講談社)、ノーマン・マクリーン 『マクリーンの川』(集英社文庫)、『マクリーンの森』(集英社)などがある。2007年12月、研究・教育の集大成『講義アメリカ文学史[全3巻]―東京大学文学部英文科講義録』を刊行し、その2年後の2009年12月には『講義アメリカ文学史 補遺版』を、2011年2月に『講義アメリカ文学史――入門編』を出版した。 「2014年 『アメリカ文学に触発された日本の小説』 で使われていた紹介文から引用しています。」