- 本 ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784327481506
作品紹介・あらすじ
なぜ英詩はあんなに喜び、興奮し、感動しているのか? なぜ英詩は偉そうに断定するのか? なぜ声に出して読んではいけないのか?
ほとんどの「常識」をゼロに戻して、英語の読み方、詩の読み方をやさしく丁寧に教える。加えて、英詩を読むことで、英語圏文化の核に触れられることも解説。英語の肌触りを楽しんでもらえるようにする。
《日本図書館協会選定図書》
〈目次〉
序 章 あらゆる詩は外国語で書かれている
第1章 英詩は嬉しい
第2章 なぜ英詩は声に出して読んではいけないのか
第3章 英詩は失敗する
第4章 英詩は問答する
第5章 なぜ英詩は偉そうに決めつけるのか
付録 英詩の韻律
参考図書
おわりに
感想・レビュー・書評
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英詩に初めて触れる人が感じるとっつきづらさ。それは、
翻訳の不自由さ、
絶叫するような感動表現、
声に出せない弱さ、
言葉にしても分かってもらえないような暗い気持ち、
問答形式、
格言のような断定
など、1つに絞れないし、相互関係もあったりなかったりするところから来るもののようです。
確かに英詩あるあるです。
何だったら日本語の自由詩にもそういうところがあるような気がします。
とっつきづらいけど、反面、和歌にも漢詩にも小説にもないものがあるんじゃないか。そう思ったときに読んだら、とても新鮮でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イケメン阿部先生が英詩の魅力を語る。
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2014 詩を読む上での着眼点や切り込み方で大いに参考にさせていただきたい一冊
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学生向けの英詩入門書。原語の「手触り」を感覚的に解説している部分に特色を感じた。
著者プロフィール
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