丸暗記不要の英文法

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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784327764821

感想・レビュー・書評

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  •  もともと英字新聞『週刊朝日ウィークリー』に2011年から15年まで連載されていたコラムを書籍化したもの。
     時制や助動詞といった主な文法分野から使役、SVOCなど動詞の語法まで、大学入試問題を使って解説されている。「従来の丸暗記型」として、項目を無味乾燥に扱ったもの(例えばwillや分詞構文の意味、進行形とその注意点など)から、その本質・イメージを考えながら整理しなおしていく、というもの。
     もう関先生の本を何冊も読んだ後なので、特に目新しいものはなく、ほとんど過去に読んだことがありそうなものばかりだったので、レビューについても他の本を参照して下さい。それでも、まだ忘れていたのか、英語の教師としてはこう教えればいいんだと思ったところがいくつかあって、例えば「『まだ起きていない』ことを表すのに、『動詞の原形』を使う」(p.90)とか、「appreciateは『価格をつける』が原義」(p.201)とか、「『ざっくりとそっちの方へ』のfor」(p.204)とか、復習になった。
     この本に限ったこととしては、新聞の連載ということで文字が小さめで情報量が多く、レイアウトに工夫がないというか、絵や図も少ないので、他の著者の本よりは読むのに時間がかかった気がする。(16/02/01)

著者プロフィール

1975年東京生まれ。埼玉県立浦和高校、慶應義塾大学文学部(英米文学専攻)卒業。TOEICテスト990点満点。リクルート運営のオンライン予備校「スタディサプリ」講師。スタディサプリでの有料受講者数は年間20万人以上。今までの予備校では、250人教室満席、朝6時からの整理券配布、立ち見講座、1日6講座200名全講座で満席など、数々の記録を残した英語教育業界の革命児。著書は『世界一わかりやすい英文法の授業』(KADOKAWA)など累計300万部突破。英語を学習する全世代に強力な影響を与えている。

「2023年 『大学入試問題集 関正生の英文解釈ポラリス[1 標準~応用レベル]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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