神話作用

  • 現代思潮新社
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感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784329000590

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  • ソシュールの記号論を引っ張ってきて自説を展開したバルト。

    ソシュールは、言語を記号として捉え、signifier, signified, signという関係で捉えた。(それまでは、語源などの歴史学的アプローチしかなかった)

    そこでコアとなる概念は
    ・signifierとsignifiedの関係はarbitrary(恣意的)に創られてるということ。

    ・差異こそが全てである。signifierとsignifiedの縦の関係ではなく,
    signifierどうしの横の関係の差異によって、signは成立する。

    ・signはそれを共有するコミュニティーがないと機能しない。

    それを一般的なことがらに拡張し、「神話」という概念を打ち立てたバルト。(という理解であってるはず。。)

    神話とはことば/語り(speech)である。

    プロレスは、プロレスの作法を知ってるものには面白いけど、それを共有してないものには分からない(今で言うリテラシー)

    世の中で「自然」だと思われてるものは、「神話」なのである。それはつまり、それを創った誰かが存在するのであり、それは恣意的なものであるということ。

    自然であると思われてることが、歴史なのだということ。

    一つ一つの単語が何を指してるのか分からない。
    落ち着いたら再読。

  • 「深化」や「ローマ人」についての話が面白かった。特に映像ってどこを意図的にしているのか、それによって何を伝えようとしているのか。

    今読むと分からないことも多いけど、そういう当時の人にとって「誰でも知っていて」「あたりまえ」の現象の奥底が実は問題なのだ。

  • 136

  • タイトルからして大好き!かっこよすぎです…! バルトによる記号論で、生活の中の具体的ツールや習慣を断片スケッチ的にまとめた文章が中心の一冊。ただ、固有名詞の商品などを分析対象にしているため、今となってはやや古すぎるかも知れません。とはいえ、やっぱり私はこの頃のフランス的知にかなり影響されているよナ…とあらためて思うのでした。

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著者プロフィール

1915年、シェルブールに生まれる。1980年、パリにて没する。哲学者、記号学者、批評家。主な著作に、『零度のエクリチュール』(1953年。みすず書房、2008年)、『モードの体系』(1967年。みすず書房、1972年)、『S / Z』(1970年。みすず書房、1973年)、『ロラン・バルトによるロラン・バルト』(1975年。みすず書房、2018年)、『恋愛のディスクール・断章』(1977年。みすず書房、2020年)、『明るい部屋――写真についての覚書』(1980年。みすず書房、1985年)などがある。

「2021年 『恋愛のディスクール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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