アトラス―迷宮のボルヘス (エートル叢書 10)

  • 現代思潮新社
3.31
  • (2)
  • (4)
  • (7)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 58
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (108ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784329010100

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ボルヘス晩年の散文詩旅行記。全体的に穏やかで優しい雰囲気です。多数の写真は、秘書で最晩年に夫人となったマリア・コダーマによるもの。
    一握の砂でサハラ砂漠を変えてみたり、ブリオッシュに物事の原型を見出したり、短歌に人間が存在していい理由を感じたり、ボルヘスの感性が出ています。

  • エジプトに訪れて一握りの砂でサハラ砂漠の姿を変えようとしている、だったり日本に訪れて神が世界を滅ぼしすのをやめる理由が十七音節の詩〈俳句〉だったりなかなかユニークな散文集だった

  • 主に旅先の写真とそれに着かず離れずの短文集。個々の文は短かく、ボルヘスの信者では無いので、有難いお告げという程のこともない。
    日本では出雲で神様たちが、核兵器を開発するような人間どもは滅ぼそうという会議をするが、俳句を発明したことに免じて許されたんだそうだ。

全5件中 1 - 5件を表示

ホルヘ・ルイスボルヘスの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×