オリンピックと鉄道 - 東京・札幌・長野 こんなに変わった交通インフラ - (交通新聞社新書140)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784330019208

作品紹介・あらすじ

1964年の東京都、1972年の札幌市、1998年の長野市と、国内で開催された過去3回のオリンピックに際し、鉄道を中心とした交通インフラがどのように整備され、大会期間中にどのような輸送が行なわれたかを振り返る一冊です。
東海道・長野新幹線の開業はよく知られていますが、たとえば1964年の東京大会では、マラソン競技の支障をなくすために京王線の初台駅が地下化されたり、女子バレーボールの会場になった横浜文化体育館の最寄り駅となる国鉄根岸線関内駅が大会直前に開業したりしています。
交通インフラをはじめとした都市基盤が発展途上にあった時代、現在とは大きく異なるできごとが次々起こったのでした。
東京大会から55年、札幌大会からでも47年が過ぎた今、当時を知る世代には懐かしく、知らない世代には新鮮な、「あのオリンピックのときにはこんなことがあったんだ」というエピソードを盛り込みます。
また、当時整備された交通インフラがレガシーとして現代にどう受け継がれているかを紹介し、今回の東京大会のインフラ整備や、2030年の冬季大会についても触れていきます。

感想・レビュー・書評

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  • 1964年の東京、1972年の札幌、1998年の長野の各オリンピックの際、鉄道がどう変わったのか、どのように対応したのかを記した本。オリンピック単独では紙数を埋められないからなのか、道路交通の話だったり、開催前の状況について記していたりしていますので、オリンピック開催年を中心とした鉄道の変化。と言うことで読まれると良いのではないかと思います。
    ちなみに、後世の人は、2020東京オリンピックの際の鉄道の変化、対応ってどのように書くんですかね?

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著者プロフィール

1955年、東京生まれ。出版社勤務を経て、1982年からフリー。鉄道や旅をテーマとして、『鉄道ファン』『にっぽん列島鉄道紀行』などにルポを発表するかたわら、鉄道趣味書の編集にあたる。著書に『消えゆく「国鉄特急」図鑑』(松本 典久との共著、彩流社、2001)『SLが走る名風景—日本全国77路線への旅』(松本 典久との共著、彩流社、2001)、『京王電鉄ものがたり』(ネット武蔵野、2003)『鉄道車窓風景563—絶景パーフェクトガイド』(レイルマンフォトオフィスとの共著、ネコ・パブリッシング、2005)『寝台特急カシオペア』(小峰書店、2006) 『カシミール3Dで見る・自分で描く空から眺める鉄道ルート』(杉本 智彦との共著、実業之日本社、2006)『ゆったり鉄道の旅〈10〉九州—ぐるっと日本30000キロ』(山崎 友也との共著、山と渓谷社、2005)『全国フリーきっぷガイド—おトクに旅する』(人文社、2006)『ゆったり鉄道の旅〈2〉東北—ぐるっと日本30000キロ』(佐々倉 実との共著、山と渓谷社、2006)『ゆったり鉄道の旅〈6〉東海—ぐるっと日本30000キロ』(長根 広和との共著、山と渓谷社、2006)『今しか乗れない国鉄型名車ガイド』(並木書房、2002)『あたらしい新幹線ずかん』(レイルウェイズグラフィックとの共著、小峰書店、1998)『トミックスでんしゃものしりずかん』(小学館、2001)『でんしゃにのってしゅっぱつしんこう! 東海・信州編』(武井 正雄、小学館、2000)『東海のでんしゃずかん』(松本 典久RGG、小峰書店、1994)『はやいぞ!ぼくらの新快速』(井上 広和との共著、小峰書店、1998)など児童書を中心に多数。

「2006年 『昭和鉄道情景 路面電車篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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