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Amazon.co.jp ・本 (80ページ) / ISBN・EAN: 9784330834177
作品紹介・あらすじ
東京を代表する鉄道路線である「山手線」と、
大阪の大動脈「大阪環状線」。
この似ているようで、違うところもたくさんある二つの路線に注目し、
車両や駅、歴史や面白スポットなど、さまざまな視点で比べます。
さらに、山手線29駅、大阪環状線19駅の情報をコンパクトにまとめた
「全駅ガイド」も収録!
東西を代表する大都市を、二つの環状線を通じて紹介することで、
鉄道の知識にとどまらず、地理や歴史、統計データなど、
社会科の学力に通じるセンスが育つ一冊です。
おすすめ:小学校1~4年
感想・レビュー・書評
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小学生向けの山手線と大阪環状線に特化した本。「新型車両をくらべる!」「数字でくらべる!」はともかく「みられる列車をくらべる!」ってそんなのもくらべちゃうの、というものと、あとは山手線29駅、環状線19駅の簡単な説明が主な内容。「鉄道が好きな小学生。東京の町に住んでいる」ぷっちくんが大阪に行って、「鉄道が好きな小学生。大阪の町に住んでいる」たこ鉄くんに出会う、というストーリーがあり、マンガがある。
山手線一周ウォーキングを2回やったことがあって、夏にどうしても尼崎の実家に帰らないといけない用事があって、何だったら環状線一周してみようかなと思い、山手線と環状線の比較が分かる本、ということで検索したらこれが出てきて、図書館で借りた(結局環状線一周はしなかったのだけれど、真夏とかじゃない季節にやってみたい)。やっぱり規模的には山手線が色んな意味で(駅数、利用者数、歴史、あと新駅誕生という話題性の面でも)大きいので、たこ鉄くんが劣勢になっている。そして数の比較では環状線が負けているけれども「山手線よりも本数はわずかに少ないですが、それでもおよそ3分から4分に1本のペースで電車が発車してゆく、とてもいそがしいダイヤです」(p.33)、環状線の利用者数は1日100万人(山手線は400万)で、「これは満員の甲子園球場およそ21個分にあたる人数です。」(p.35)と、なんか環状線がフォローされているような感じで、一応、関西人としては環状線を応援したくなる心理が働く。たこ鉄くんが目を見開いているイラストは多数あるが、それに比べればぷっちくんは余裕のニコニコ顔が多い気がする。もっとぷっちくんにも驚いたり焦ったりしてもらいたい。「みられる列車」も環状線は貧弱。だいたい、関西人の小学生が常にたこ焼きを食っているというステレオタイプは何なのか、とか、今思った。東京人は標準という目線。どうでもいいけど。『大阪環状線vs山手線』というタイトルでもいいんじゃないか、とか極端なフェミニストみたいな気持ちになってきた。vsとか言って対立関係を煽るのが良くないのか、とか…。
それはどうでも良くて、内容の面では、まずおれが中高6年間利用していた玉造の駅に訳のわからん建物(「ビエラ玉造」というらしい)があるのが驚く。何これ?いつ出来たん?という感じ。あと弁天町の「線路は続くよどこまでも」の発車メロディは聞いたことないのだけど、昔からある阪神電車のメロディとどう違うんだろう、とか。福島の駅も、そんなに行ったことないので何とも思わなかったけど「大阪市内では珍しい、JRの踏切があります」(p.77)ということで、歩いた時にはぜひ見てみないと。森ノ宮の駅には「安全に大阪城をながめられる『城見エリア』が設置されて」(p.71)いるらしい。一方の山手線の方では、まず品川駅の1番線にある「山手線0km」のタイル(p.50)というのが、また知らないことだった。あとは山手線と埼京線の分岐になっているのは池袋だけれど、「建設時は目白駅でわかれるように計画されたこともありました」(p.57)という、目白駅。山手線の歴史絵も池袋と田端がつながる前に目白から赤羽に行く線路があった、というのも知らなかった。ちなみに神田~上野間が一番最後にできた(大正14年)らしい。へえ。それに対して環状線が完成したのは昭和36年だから、歴史も50年山手線が古い。ちなみに「大阪環状線になる線路の駅は東海道本線の大阪駅とは別に梅田駅という名前がつけられましたが、1900年には一つの駅になりました」(p.46)ということで、当たり前すぎて何も思わないけど、梅田っていう名前は何?と小さい時に思ったことを今思い出してしまった。
ということで、楽しく読めました。でも車両がどんどん取り替えられていき、高輪ゲートウェイ駅が生まれ、原宿駅の木造駅舎が解体されようとしている今となっては、もしかしたらこの本に変な歴史を感じずに読めるのはここ数年の間だけかもしれない。(20/08/29)詳細をみるコメント0件をすべて表示
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