セルフビルド: 自分で家を建てるということ

  • 交通新聞社
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  • Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784330998084

感想・レビュー・書評

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  • ※自分用メモ

    【出会い】
    西荻窪のオーガニック志向なセレクト本屋で。
    往来堂でも別のセルフビルド本が気になっていて、これは石山修武がまとめていて中もおもしろそうだったので。
    将来のセルフビルドのために!

    【概要】
    セルフビルド事例集。
    大きくて豊富なカラー写真満載。

    【感想】
    どれもこれもよくもこんなものつくったなと・・・手間とこだわりがかかっているのが思い入れの強さということでしょう。
    住宅・建築物だけでないものも入っていておもしろい。というか、そういう事例は現代の既成概念としての建築というものを揺さぶる威力をもっている。

    日本では戦後の大量生産的な流れに乗った「建築」というものが成立する前には、建築活動は大工職人によって支えられていたと指摘されている(p.129)。
    それでは、大工という職能はいつごろ確立してきたのだろうか。
    すなわち、個々人はいつセルフビルドをやめて外部化するようになったのか。

    トマソンもそうだが、既製品の枠を飛び越えるもののおもしろさといったらない。

  • 評価というものの価値観の根源をゆるがす。

    自己評価できなくなった今の社会には、よいリハビリになるかも。

  • 「秋葉原感覚で〜」を読んでる最中に読みました、この二冊に約二十年程の時間が流れているけれど、あまり時代の変化などは感じなかったなぁ。セルフビルドにおいてはここ二十年程度の日本の変化なんて大した問題ではないのかも。
    自分で家を造るなんて、体力的にも大変な重労働をやってのけちゃう根性とセンスがすごい!でもまだ当分マイノリティのままだろうなぁ、もっと日本が荒廃していけばメジャーになるかも?

    写真がたくさんで眼に楽しい一冊でした。あと、本を横にして縦書きの文章を載せるというデザインも良い。

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著者プロフィール

1944年生まれ。建築家。早稲田大学理工学部建築学科卒業、同大学院修了。早稲田大学理工学部名誉教授。1985年「伊豆の長八美術館」で第10回吉田五十八賞、1995年「リアス・アーク美術館」で日本建築学会賞、1996年「ヴェネチア・ビエンナーレ建築展」で金獅子賞ほか受賞。主な作品に「幻庵」、「世田谷村」、「ひろしまハウス」など。主な著書に『笑う住宅』(筑摩書房)、『住宅道楽』(講談社)、『生きのびるための建築』(NTT出版)ほか。中里和人との共著に『セルフビルドの世界』(筑摩書房)がある。

「2023年 『原視紀行 地相と浄土と女たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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