ぶたぶた

著者 :
  • 廣済堂出版
3.70
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本棚登録 : 119
レビュー : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784331057834

感想・レビュー・書評

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  • 基本的にシリーズ物は、単行本なら単行本、文庫なら文庫でそろえるのだけれど。この表紙の愛くるしさに、これだけは単行本で買ってしまった…!ぱっと見「ぷたぷた」って読めちゃうのも、ぶたぶたさんなら許しちゃう。

    外見は愛くるしい桜色の(ちょっとくたびれた)ぬいぐるみ。
    中身は中年男性ぶたぶたさんが、ある時はベビーシッター(の責任者)、フレンチシェフ、ある時はおもちゃ屋の店員、またある時はタクシードライバー…etc.と大活躍。
    自分に降りかかる、良いものも悪いものもそのまま静かに受け止めるぶたぶたさんの在り方に、自分もそう在りたいと願う。
    (シリーズも回を重ねるごとに、ぶたぶたさんもまろくなっていくのだけれど)まだこのころは少しクールさが勝っている感じで、ちょっぴり新鮮。
    ただ、鼻をもくもく動かして喋る様子や、短い手足でちょこちょこ動いてるさまを想像すると、やっぱりすごく癒されてしまうからか、すぐ眠くなっちゃってどうしようもないのが困ったところ(笑)

    短編集かと思いきや、最後に大きなまぁるい円を描くように繋がる1冊。
    「殺され屋」は少し苦くて、それでもぶたぶたさんの温かさが伝わるお話。
    「桜色を探しに」 ぶたぶたさんを通じて知り合ったふたりの関係が自然で、なんだかわからないけれど嬉しくて。

    すごく良かった。

    • まろんさん
      「ぶたぶたさんを尊敬する会」に、末席でいいので私も入れてくださ~い!

      レビューの、「自分に降りかかる~」のところが永遠ニ馨ルさんらしくて、...
      「ぶたぶたさんを尊敬する会」に、末席でいいので私も入れてくださ~い!

      レビューの、「自分に降りかかる~」のところが永遠ニ馨ルさんらしくて、感動しました!
      と書こうと思ったら、takanatsuさんがもう書かれていて
      これが知らないおじさんとかだったら「くやし~!」って思っちゃったかもしれないけど
      takanatsuさんならいいや♪
      っていうか、むしろうれしいし♪
      とか思ったりしました(*'-')フフ♪

      それにしても、「ぷたぷた」って読めるとこまで含めて、
      なんて可愛らしい表紙なんでしょう!!!
      2012/08/16
    • takanatsuさん
      「ぶたぶたさんを尊敬する会」
      素敵ですね!
      ぶたぶたさんの話が出来てとても幸せです♪
      「takanatsuさんならいいや♪」
      あ、良かったで...
      「ぶたぶたさんを尊敬する会」
      素敵ですね!
      ぶたぶたさんの話が出来てとても幸せです♪
      「takanatsuさんならいいや♪」
      あ、良かったです。(ほっ)
      私もとても感動したのです。本当にその通りだなと思って…。
      なので、本当にありがとうございます、です。
      「ぶたぶたさんを尊敬する会」の会員に恥じない人間になりたいと思います(笑)
      2012/08/17
    • 永遠ニ馨ルさん
      感動したとかそんなー!お恥ずかしい・・・恐縮です(*ノノ)
      まろんさんが「ぶたぶたさんを尊敬する会」の末席に居ていいわけないじゃないですか。...
      感動したとかそんなー!お恥ずかしい・・・恐縮です(*ノノ)
      まろんさんが「ぶたぶたさんを尊敬する会」の末席に居ていいわけないじゃないですか。
      さぁ、真ん中へどうぞ♪
      もちろん、takanatsuさんも真ん中ですよー。
      これからもみんなで会員の名に恥じないファンぶりを発揮していきましょう(*´▽`*)ノ
      2012/08/17
  • 珍しくミステリ以外の本を。いつもはけっこう意識的に選んでいたりするのですが、この本は一目ぼれみたいなカンジでした。表紙とタイトルと中身にこころがきゅんvとしてしまった(笑) 

    山崎ぶたぶたさんは、男性です。見たカンジからはわからないけど。
    山崎ぶたぶたさんは、けっこう年齢が上の人…中年?少なくとも30歳以上…?
    山崎ぶたぶたさんは、けっこう器用。ベビーシッターにシェフにタクシー運転手。どんな仕事もお手の物。縫い物も得意!
    山崎ぶたぶたさんは、礼儀正しくて、優しい。とっても。
    山崎ぶたぶたさんは、かわいい。
    …え?そうはいっても中年のおじさんでしょ?かわいいワケないじゃない!と思った方。
    いえいえ、本当なんですよ。全然おかしいことないんですよ。
    だってね、山崎ぶたぶたさんは正真正銘、桜色でビーズの黒い目をしたバレーボールくらいの大きさの、ブタのぬいぐるみなんですから。
    そんなぶたぶたさんと、彼に出会った人々の、ほんわかファンタジー。
    「初恋」「最高の贈りもの」「しらふの客」「ストレンジガーデン」「銀色のプール」「追う者、追われるもの」「殺られ屋」「ただいま」「桜色を探しに」以上9作の連作短編集です。

    すいません、手にとってすぐにぶたぶたさんのファンになってしまいました!行動は普通の男性なのに、ピンク色のぶたのぬいぐるみなんだと思うと、なんでこんなにかわいいのでしょうね?やっぱりぶたぶたさんの人徳なのかしら。
    「本当は普通の姿なのに一部の人間にはぬいぐるみに見える」といった設定ならばよくある話なんですが、この話は本当に、誰から見てもぬいぐるみです。でも、動くぬいぐるみなんて常識的にありえない。初めて会った人はほぼみんなビックリするんですけど、そのうち慣れていちゃうんですよね(笑)そうして彼の魅力にノックダウン!
    でも、ぶたぶたさんの素敵さはその見かけだけではないと思います。「殺られ屋」でのように、優しいだけではなくて厳しく間違いを指摘できる強さを持ってる彼だからこそ、と。
    どの話も好きですが、やっぱり1番は「桜色を探しに」でしょうかねー。ちょっとお見事!と思ってしまったし。個人的に、あえてこの1冊を「連作」短編集とした理由はこの作品ですしねv

    余談ですが。
    ダレか桜色の黒いビーズ目のぬいぐるみを私にプレゼントしてくれませんでしょーか…!ちょっと今、本当に欲しいんですけども!!
    あ、ぶたぶたさんみたいに動かなくていいですので!(笑)

  • ある時はベビーシッター、ある時はおもちゃ屋の店員、その他タクシー運転手、フレンチのシェフ、サラリーマン…いろんな顔を見せてくれる山崎ぶたぶたはピンク色のぶたのぬいぐるみ。「ホンマにぬいぐるみか!」と最初は戸惑うが、いつの間にかぶたぶたワールドに引きずり込まれていました!作中の人物だけでなく、読み手まで幸せな気持ちにしてくれるぶたぶた。まだまだシリーズが続くので楽しみです♪幼い頃のぶたぶたの記憶で出会う、あの2人…ラストの話も最高!

  • 区切りの300冊目はぶたぶたさん。ぶたぶたさんってば…なんてぶたぶたさんなの❤ちょっと町でぶたぶたさん探してみます。牛乳飲むぶたぶたさん、耳を洗濯ばさみで吊るされたぶたぶたさん、轢かれるぶたぶたさん、からすにさらわれるぶたぶたさん、もうっ!ぶたぶたさんってば!!って感じです。

    • なめこさん
      はじめまして、こんにちわ。
      突然コメントをしてしまいすみません(^_^;)

      ぶたぶたさん!とっても可愛いですよね!!

      りぶれさ...
      はじめまして、こんにちわ。
      突然コメントをしてしまいすみません(^_^;)

      ぶたぶたさん!とっても可愛いですよね!!

      りぶれさんのレビューを拝見したら
      再読でまた読んでみたくなりました(〃ω〃)

      読む機会があったらまた読みたいと思います!

      きっかけをくださってありがとうございました(〃^^〃)
      2015/03/29
    • りぶれさん
      なめこさん、コメント有難うございます^^
      私も友達から教えてもらってあっという間に
      はまったシリーズです❤読み返せるように、シリーズで特...
      なめこさん、コメント有難うございます^^
      私も友達から教えてもらってあっという間に
      はまったシリーズです❤読み返せるように、シリーズで特にお気に入りの数冊を手元に置いてます^^
      2015/04/02
  • 何かに疲れてしまって、今は何も考えたくないとき、ちょっと現実のごちゃごちゃから離れたところに身を置きたいとき… そんな時に読むといい。さらりと読めるし、ぶたぶたさんに癒される。

  • 本の世界っていいよなぁと、しみじみと思わせてくれました。
    主人公の山崎ぶたぶたさんは、バレーボール大の淡いピンクのぶたのぬいぐるみ。彼は人間が出来ているというか、とにかく懐の広さ、心の細やかさを感じさせます。
    彼の存在感。安心感は抜群でした。

    小さな体なのに、何でも出来る人(豚?)で、彼と初めて出会った人たちの反応も、とても面白くて、「そういう反応になるだろうなぁ」と思いながら、読んでいて心地いいです。
    彼の仕草や表情もとても可愛いくって、想像すると笑顔になっていました。
    こんなシチュエーションはありえないと思ってはいけないし、思えなかったです。この物語の世界を楽しめないのは損な気がしました。

    この本を読むと、幼い頃にお気に入りだったおもちゃを思い出す人も多いかも。そんなどこか懐かしい感情を呼び覚ますような、素敵なお話でした。
    気持ちがリフレッシュしましたよ。彼に会いたいです。

  • シリーズ物の1作目。
    後のはどれを読んでも問題なさそうなので、随時シリーズを読破していこうかな♪
    愛くるしい見た目のぶたのぬいぐるみの山崎ぶたぶたさん。
    小さい頃、ぬいぐるみとお話していた(もちろん心の中で)私としてはなんともツボったお話(笑)
    話す時に鼻をもくもく動かす・・ もくもくって表現もかわいすぎやしませんか(笑)
    あー、でも。おはながもくもく動く姿、想像できちゃうなぁ♪

    かわいらしいお話かと思いきや『殺られ屋』とかちょっと考えちゃうお話もあり。
    ラストのお話はつながりがあって、ちゃんと時系列があってぶたぶたさんは生きているんだなぁ。。と妙に納得(笑)
    ぶたぶたさんがなぜぬいぐるみなのかは謎ですけど、またお気に入りのシリーズに出会えました♪

  • ぶたぶたさんの魅力に引き込まれたキッカケの一冊。

  • かわいいブタのぬいぐるみがベビーシッターをしたり、タクシーの運転手になってたり、イタリアンレストランでシェフをしてフランス留学したりしてる・・・・なんだこの小説は?!
    かわいい、かわいいぞ、ぶたぶたさん!
    でも中身はオジサンらしい・・・(とはいえ30代?)
    いろんなシーンで登場するブタブタさんが、最後の話でつながっていきます。
    「ただいま」が好き。
    つい街中でバレーボール大のブタのぬいぐるみが歩いていないか探してしまいそうです。

  • ぶたぶたの短編集。
    「殺られ屋」と「ただいま」が好き。

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著者プロフィール

埼玉県出身。1985年、星新一ショートショートコンテスト優秀賞を受賞。’89年に作家デビュー。「ぶたぶた」シリーズなど著作多数。

「2017年 『繕い屋 月のチーズとお菓子の家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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