本当に「うつ」が治ったマニュアル (健康人新書) (健康人新書 19)

著者 :
  • 廣済堂出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784331513828

感想・レビュー・書評

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  • あらゆる角度からうつ病について書かれていて驚いた。特に心理面や運動、体の仕組みによる治療効果など参考になった。

  • 自身がうつになった経験も含めて、治療を中心に描かれている。セロトニン不足論、安易な薬物療法を否定し、言葉、運動、呼吸による療法を推している。医学博士だけあり、医学的論拠、具体記述もあるため、一定の納得感はある。

  • 読了。うつはつらいなと思った。自分はどうかと考えると少し、うつ気味と思う。気持ちが落ち込む。読んで思ったのは、高脂血症の薬の影響はないのかなと考えたりする。いま、土日、薬を飲むのをやめているが、月曜日の精神状態が酷い。昨日も風薬飲むため、高脂血症の薬は飲まなかった。関係ないのかな?とにかくしんどい。

  • うつを真正面から「心の病」ととらえ、出来ることは何でもしようと、という本。

    高田さんの本は『うつ病を自分で治す実践ノート』に書かれている認知療法がとてもよく構成されていて、認知療法をめぐっては色々な本を読んできましたが、私には間違いなくベスト1なものでした。実際に数ヶ月取り組んでみて、大きな効果がありましたし。

    さて、本書は、認知療法についての記述は少なめで、著者の体験談や医学的知見に多くの紙面が割かれており、中でも「言葉の力」=言霊についての考察が優れていました。

    先に紹介した本と合わせて読まれると、病んでいる方はすごくためになると思います。

    タイトルがイマイチなので、☆4つにしましたが、内容は☆5つです。

  • 132ページ、「うつの本質が心の病気」。他のページにも似たようなことが書いてある。いつの時代の認識だ。いわゆる従来型うつ病は「脳の病気」ということが今の定説。薬物療法も通電療法もその認識がベースにある。

    で同ページで、「心のあり方を変えないかぎり、うつ病になる可能性もあり、うつ病が治らない可能性もあるのです」。認知行動療法というのも効果があるとされるが、脳の損傷を避けるストレスコントロールの方がはるかに重要。うつ予防には「心のあり方」ではなく長時間残業の抑制が推奨されている。また、<病気がよくなるから心のあり方も変わってくる>という逆の因果関係もありはしないか。

    そして「宗教が必要」に至っては、何がなにやら。医学の本で科学的な根拠で書かれていると思った自分が悪かった。

    宗教を信じることがうつに効果がある可能性は否定はしないが、もしそれがカルト宗教でマインドコントロールの手法を取り入れているところだとしたら、恐らくうつ病には悪影響しかないだろう。まともな宗教とはどんなもので信教のどこがうつに効くのかもっとよく説明すべきだ。

    さすがに神の力でうつを治す、とまでは書いてないので☆は二つにしておいた。トンデモ本としては面白くない。けっきょく役に立たない本。

  • 図書館で借りた本

  • 薬に頼るんじゃなくって、自分の考え方を変えることが大切。

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著者プロフィール

1935年、静岡県生まれ。慶應義塾大学医学部卒、同大学院修了。医学博士。ニューヨーク州立大学助教授、浜松医科大学教授を経て、同大名誉教授。専攻は生理学。日本生理学会、日本臨床血液学会などの評議員も勤める。
89年、中国科学院より国際凝固線溶シンポジウム特別賞を受賞。
91年、ポーランドのビアリストク医科大学より名誉博士号を受ける。
血液学と生理学の分野で国際的な活躍をする一方、最新科学の成果を実生活に生かす具体的な方法を説いて幅広い読者をもつ。
著書には「40歳を過ぎても記憶力は伸ばせる」(講談社)「ウツな気分が消える本」(光文社)など多数。

「2004年 『定年後は「いきいき脳」を鍛えよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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