早く、社長になりなさい。

著者 :
  • 廣済堂出版
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本棚登録 : 267
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784331517444

作品紹介・あらすじ

スターバックスCEOを務めた著者が、若きビジネスマンに送る、渾身のエール。

感想・レビュー・書評

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  • スターバックスコーヒージャパンの元CEOの著書。社長に興味があったから買ったというよりは、著者の肩書を見て購入した一冊。
    「社長」になるという大きな志をもち、そのために挑戦し続けてきた著者の社会人生活の実体験から、「志」の大切さや、挑戦し続けることの価値について強く、そして丁寧に書かれている良書です。スキルテクニックではなく、「人格」を磨くために努力しよう、挑戦し続けよう。そう思わせてくれる本。何度でも読み返したくなります。おススメの一冊!

  • 社長になるのではなく、それを目指すプロセスにいることが、すでに「成功」である。

    社長になれるだけの人間力を養う努力は怠らずにいようと思う。

  • 元スターバックスCEOの岩田松雄氏の著書ということで、ジャケ買いならぬ著者買い。
    内容は20代の若い社会人(主にサラリーマン)に向けたもの。とはいうものの、それなりに年月を重ねたビジネスマンにでも響く内容だと思う。著者の経験から得たリーダーになるための心構え、意識することが書かれている。基本的には他の著書に書かれていることと同じだが、対象読者が違うため切り口、語り口が違っていて読みやすい。

  • かかっている時間は、動作そのものの反映である
    同じことをやっていても時間のかかる人は、無駄な動きがある
    少しでも無駄を省くという意識をもつこと
    本当に賢い人は忘れてもいいように、メモを取ったりその場ですませるなど、自分の弱点を補う工夫ができる人
    来た球はすぐに打ち返す、言われたらすぐ動く、思い立ったら行動するという瞬発力をつける

    あとの展開を楽にするために、クイックヒット(=早めに1つの成果を出すと、そのあとの展開がスムースになる)を行う
    この達成感が次の課題へのチャレンジ意欲を刺激し、やる気が加速する
    思考スピードをアップさせる
    業務管理は、ポストイット。終わったら捨てる
    自身の課題を淡々とこなしていくには、自分なりの小さなご褒美システムを持っているだけで、モチベーションも高まる
    大切なのは、やらなければいけないこと、やるべきこと、やったほうがいいことタスクをゲーム化すること
    デッドラインを決め、常に意識し、ギリギリまで情報を集め、考え抜くこと
    仮に期限を設定されたら、その期限内に仕上げるべき業務の品質はどのレベルのものなのか、もうひとつ先を考える習慣が大切

    周りにどう見られていようと、自分の時間の使い方と力の入れ方を知っていること

    部下に対して誠実であれ
    誠実=自分のことは横においても、部下に教え込む時間と労力を惜しまない

    良い上司真似て、自分を振り返る。
    その学びの繰り返しこそが、自分の人間力を磨いていく作業

    人の情緒や感情も受け止めた上で、明確な白黒をつけずに仕事をまわしていくこともリーダーにとって大きな仕事

    『本質において一致、行動において自由、すべてにおいて信頼』
    ルール化や監視の前に、理念の一致や信頼の基盤を再構築することこそ先決

  • 上司への報告は事実のみを伝える。そこに判断や考えを入れてはいけない。たとえ怒られるようなことでも。

  • 非常によかった。筆者の経験を踏まえて、多くのビジネスシーンへの解がちりばめられていた。もう2回は読みたいと思う。

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    ★重要だと感じたこと★
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    ★プロローグ
    ◯チャレンジして失敗することよりも何もしないことを恐ろ 本田宗一郎

    ★第1章 基本
    ◯仕事の基本動作を身につける。当たり前のことを当たり前にできる。
    ◯『動き』を『働き』にする。人の知恵が介在して初めて仕事としての付加価値が付く
    ◯怠らない
    ◯守破離
    ◯自分のミッションをもつ
    ◯ビジョナリーカンパニー、ハリネズミ理論
    情熱を持って取り組めること、世界一になれること、経済的な原動力になるもの
    3つが重なる点を経営戦略の真ん中に据える
    好きなこと、得意なこと、人のためになること
    ◯目的意識、自尊心、団結心。モチベーションのバネ。ホーソン実験
    ◯自発的に取り組む方がやる気がでる。
    ◯自分自身に対しての問題意識

    ★第2章 フォロワーシップ
    ◯わからないことは素直に聞く
    ◯上司を観察、マーケティングする(上司がさらに上の上司に接する時の態度をみる)
    ◯報告は判断よりも事実を
    ◯ホウレンソウのプロになれ
    ◯上司の満足度は早さ、品質
    ◯ファシリテーション

    ★第3章 時間の使い方
    ◯時間の質
    ◯心、態度、行動、習慣、人格、運命、人生
    ◯あとで、に注意。言われたらすぐ動く、思い立ったら行動
    ◯緊急度、重要度。取り組みやすく、すぐ結果がでる。クイックヒット。
    ◯優先順位無視で、チョットやってみてから決める
    ◯工程の細分化→進捗検証、モチベーション維持、タイムマネジメント能力向上
    ◯時間と品質のバランス、その先を考える
    ◯時間の使いどころと力の入れどころ

    ★第4章 逆境克服
    ◯基本的に他人は何もわかってくれないとうこを認識する。自分自身に向き合う
    ◯弱点はさらけ出す
    ◯謙虚に
    ◯戦うべき相手は自分自身
    ◯人は信じても、人のすることは信じるな
    人に問題があるのではなく、やり方に問題がある

    ★第5章 人間力
    ◯倒れるごとに起き上がることが大切
    ◯常に目標をつくり、達成したら次の新たな目標を追いかける
    ◯人を理解する。自分を含めた人間の本質を見極める
    ◯部下に誠実であれ。良きことをしようとする前に良き人であれ
    ◯自由と責任の交換
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  • 当たり前のことを当たり前に出来るか
    結果以上に、プロセスに目を向ける

  • 弱みをさらけ出せる人が、リーダー。

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著者プロフィール

岩田松雄(いわた・まつお)
元スターバックスコーヒージャパン代表取締役最高経営責任者。株式会社リーダーシップコンサルティング代表取締役社長。元立教大学教授、早稲田大学講師。1958年生まれ。大阪大学経済学部卒業後、日産自動車に入社。セールスマンから財務に至るまで幅広く経験し、UCLAアンダーソンスクールに留学。その後、外資系コンサルティング会社、日本コカ・コーラ株式会社役員を経て、株式会社アトラスの代表取締役社長として3期連続赤字企業を再生。その後、株式会社タカラ常務取締役を経て「THE BODY SHOP」を運営する株式会社イオンフォレストの代表取締役社長に就任し、売り上げを約2倍に拡大させる。2009年、スターバックスコーヒージャパン株式会社のCEOとしてANAとの提携、新商品VIAの発売、店舗内Wi-Fi化、価格改定など次々に改革を断行して業績を向上。UCLAビジネススクールよりAlumni 100 Points of Impactに選出される。2011年、リーダー育成のため株式会社リーダーシップコンサルティングを設立し、現在に至る。

「2023年 『ミッション 私たちは何のために働くのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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