それでも薬剤師は薬を飲まない--食事が変わると、健康になる (廣済堂健康人新書)
- 廣済堂出版 (2015年7月2日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (165ページ)
- / ISBN・EAN: 9784331519462
作品紹介・あらすじ
薬は病気を治せないと考えて、10年前に薬剤師の白衣を脱いだ著者。それからは、世の中の人の健康のためにウォーキングレッスンと栄養指導をするようになった。そのおかげで、体調がよくなり、薬を手放すことができた人々がいる一方、どうしても効果が出ない人もいた。それはなぜ?と著者が行き着いた先は"食事"だった。健康になるための食べ方を訴える。
感想・レビュー・書評
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「薬の弊害」、「運動」と「食事」の大切さを説く宇多川久美子さん、今回は「食事」の大切さについて、ご自身の体験と信念を書かれています。2015.7発行です。「それでも薬剤師は薬を飲まない」。宇多川家の食卓は、玄米、味噌汁、ぬか漬けの不動の3点セットが基本だそうです。(なんと、私と一緒です(^-^))著者は食材は自然か不自然かを考えて選定するとか、その基準が面白かったです。(パンよりごはん、輸入より国産、かまぼこより刺身、缶詰より生 など)感謝し感動して食べると身体にいいそうですが、なんとなく理解できますw!
薬は、背に腹は代えられない時、いわば背水の陣の時は頼もしい味方だと思います。もともと人間の身体は、白血球や酵素の力で、少々の外敵には防衛する力、免疫力が備わっています。でも少々のことに薬を使っていると、酵素の減少などによる免疫力の低下で、少々のことにも対応できなくなるという著者の持論と理解しています。宇多川久美子「それでも薬剤師は薬を飲まない」、2015.7発行、再読。薬とサプリメントの消費、そして医療費、どんどん増加してますね。悪循環の極みと思います。
宇多川久美子さん、「薬剤師は薬を飲まない」では、薬の弊害と運動について教えていただきました。本著「それでも薬剤師は薬を飲まない」(2015.7)では、食事についてお話されています。この2冊で合わせて一本でしょうかw。食事と言っても「酵素」の視点、酵素の重要性について強調されてます。酵素にとってプラスかマイナスか。薬、サプリメント、添加物などの合成物質やストレスはマイナス。自然な食べ物はプラス。食べ過ぎないことも大切だと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
それでも薬剤師 なの?
と著者に問いかけたい本。免許は更新制にしてほしいですね
「牛乳廃止で地元米の完全米飯給食はとてもすばらしい」なんて糖質制限に逆行するような賛美、
アンジェリーナジョリーの遺伝子検査は意味がなかったという一文
向精神薬は脳に蓄積してしまうという無責任かつエビデンスのない表現がちくいち目に留まります。
これは有害図書といっても言い過ぎではないでしょう。特に牛乳のくだりなどは、新書のくせに2010年以前の古い論文しか読んでいないような古くさい説明文です。白米賛美もいい最近の研究を全く検討していないかびた価値観の固まりです。
まだ前作の「薬はやめて生活習慣で治しましょう」という言い回しの方がましでした。今作は牛乳やめろパンやめろ白米は冷やごはんで食べろ遺伝子検査無意味とか、検査無意味なんて特に前作のセルフメディケーションに反発する考えでしょう。
進歩どころか退化しています。読む価値は冷やかしだけです。