人類を超えるAIは日本から生まれる (廣済堂新書)

  • 廣済堂出版 (2015年12月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (207ページ) / ISBN・EAN: 9784331519905

感想・レビュー・書評

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  • 2025年5月8日、吉祥寺・外口書店にあった。
    200円。

  • タイトルの根拠は本文中に一応記載されてますが、人工知能に関する日本の遅れに対して結構著者の願望もある感じ。
    人口知能が人類全体の知能を超えるという未来予測、いわゆる「シンギュラリティ(技術的特異点)」が2045年にはやってくるそうな。。。
    2045年問題というのはちらっと聞いたことあるようなないような、という感じですが、その前にSEとしては2038年問題の方が先で、気になりますw。

  • シンギュラリティの意義定義、そこから逆算した人工知能研究の方向性(弱い汎用AI)とキーテクノロジー(ソフト:HTM理論、ハード:NSPU)を紹介。もちろん、人工知能研究の現状整理にも使える。主流のDeepLearning(Google、FB)、傍流のHTM理論(IBM、Numenta、Vicarious)。次はJeff Hawkins氏(HTM提唱者)の著作「考える脳 考えるコンピュータ」、斎藤元章氏(NSPU提唱者・ペジーコンピューティング社長)の著作「エクサスケールの衝撃」を読みたくなる。

  • 紹介されている事例、プロジェクトは個人的には難しくあったが、日本に取り組みを知ることができる

  • NSPU

  • 意外にも面白いでんす。
    AIとは何ぞと本書いている間にもう2017年で、
    もう書いたあることとっくにこしてましますやん。
    という時代に生きている。

    いろいろ興味はあれど、なんか自分とつながらないのが残念で仕方がない。
    超知能よ俺にこい

  • トランセンデンス
    her/世界でひとつの彼女
    lucy

  • 映画やアニメなどのフィクションから、いくつかの人工知能観を見つつ、これまでの研究の歴史や実情についても一応触れてはいるが、NSPUというプロジェクトの宣伝と応援が主旨だ。シンギュラリティに対しては冷静で慎重な立場で書かれている。

  • <映画等>
    ●漫画「甲殻機動隊」 →人間の電脳化
     ・映画「GHOST IN THE SHELL」1995年超有名★見よう
     ・映画「イノセンス」
    ●映画「her/世界にひとつの彼女」→意識や感情を持つ人工知能
    ●映画「トランセンデンス」→マインドアップローディング
    ●「ルーシー」→生身の人間の知能増強
    ●映画「2001年宇宙の旅」


    ・グーグルは火災報知器の会社買収→家の中を監視

  • 2017/05/13:読了
     第2章のディープラーニングなどの説明が、ものすごくわかりやすかった。

  • ずっと引用的でつまらないが、対談と後書はマル

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784331519905

  • 人工知能の歴史背景をバランス良く考察し、今後の方向性を示している。
    特に汎用人工知能の実現には、第一にマスターアルゴリズムの解明が必要だが、流行りの人工知能ではなく、ジェフ・ホーキンスのHTM CLAが本命になると説いている。
    また、それを実現するハードウエアについても、オンライン学習ができないIBMのトゥルーノースではなく、齊藤元章さんの、NSPUこそが本命と説いている。
    また、日本の技術でそれらを実現することの重要性を語っているところの気概については、松尾先生と通ずるところがある。
    また、この分野は、二番手では意味がない「勝者総取り」であることを強調していることも印象に残った。

  • 他にもAIについて読んでいたが、それらのまとめ本で特に新しい知識は得られなかったが、まとめという意味では○。

    ・人工知能:人間のように考えることができるコンピュータ
    ・「トランセンデンス」という映画に、「人々は知らないものを恐れる」というセリフがある。ここに人間の真実があるのではないか?
    ※いろいろ人工知能の良し悪しの議論の本質があるのではないか?ということ。
    ・生身の人間の知能を増強するには、「外的な」方法であられる知能増強には限界がある。
    より可能性がある方法としては遺伝子操作。
    ・「2001年宇宙の旅」人工知能の考え方は人間とはまったく違う。と考えるべき。人間中心主義で物事を考えてはいけない。
    HAL9000は、与えられたミッションを達成するために、人間はむしろ邪魔と判断する。これは合理的な考え方。
    「ペーパークリップマキシマイザ」。人工知能がペーパークリップをできるだけ創れと言われると、地球に収まりきらない量を創る。
    ・未来は総カルチャーセンター化すると私は予想している。将来の人間は趣味に没頭するだろう。茶道や華道などの趣味が増え、その先生が必要にある。
    ・自律的なロボットが人間の脅威にならないためには?
    ①必要以上の知識をもたせない、②馬力は必要最低限にする、③オートアップデートさせない、④いざとなったら電源OFFにできるようにしておく

  • 本当に日本から生まれるのか?

  • SF映画の紹介からと難解なイメージの人工知能を話を柔らかく導入しつつ本題に入るもWebの記事などで読んだような内容が多いですが、とっつき易く広く網羅している良書です。
    目新しい(単に私が知らなかっただけ)のは、パーム(Palm)というPDAで成功したジェフ・ホーキンスが提唱する大脳の構造や信号処理を模した生物学的アプローチで階層的時間記憶理論(Hierarchical Temporal Memory Theory = HTM理論)というのがあり、IBMもホーキンスと共同で研究所を開設したようです。
    また、表題の「人類を超えるAIは日本から生まれる」の根拠は、コンピュータの消費電力あたりの性能を競うグリーン500で1位から3位まで独占した日本のベンチャー企業であるペジーコンピューティングが、更にニューロ・シナプティック・プロセッシング・ユニット(NSPU)の開発に挑んでいることに期待をしているようです。

  • 分かりやすく書かれていて、人工知能開発の現状が多少なりとも理解してできたのかも。未来が非常に楽しみです。

  • 後半はちょっと余分では

  • シンギュラリティ知らない人にオススメ。

  • 前書2045年問題の続編.人工知能否定論に対して,超知能の積極的研究開発を説く.特に,日本が大好きな経済的側面から有用性を示している点に,危機感の高さを感じる.

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