「書く」習慣で脳は本気になる (廣済堂新書)

著者 :
  • 廣済堂出版
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感想 : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784331522196

感想・レビュー・書評

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  • 『「書く」習慣で脳は本気になる』このタイトルで読みたくなった。
    なぜ脳は本気になるのか。
    その根拠が脳の仕組みと共に丁寧にわかりやすく書かれている。

    そもそも「脳は怠けもの」で、楽をしようという性質をもっている。
    脳の機能は生まれてから死ぬまで活動し続けている。その機能を使わないのはもったいない。
    そのためにも
    ・仕事や勉強で成果を出すために「書く」こと。
    だが
    ・脳は単調なことが続くと本気モードを失う。脳が本気になれないコンプレックス、単調さ、強制や命令などの原因を取りのぞき、遊びや楽しいと感じることが重要であると記している。

    また、脳は自分が考えていることを常に把握しているわけではない。一度外部に出力してみないと何を考えているかわからないとも。
    確かに何かを書くことで気持ちの整理が出来たりする。
    そういうことだったのかと、うなづける。

    こんなにも不思議で未知なる「脳」を人類は持っているのかと改めて感じた。性格だからと、半ばあきらめてやらなかったことに対して仕組みを知ったならできるかもと思う。
    タイトルの「本気」のワードにも魅かれたが、目次も全て興味深い内容でページをめくりたくなる。
    そして何よりも茂木さんが本の中で「言葉という鏡を磨いていく、言葉は脳を変える力を持っている」と語っているとおり、文章の一言、一言に言葉や生きることを大切にしているのが窺える。

    何かを表現したいとき、気持ちを整えたいときに読むと答えを出してくれる本です。

  • 本気になるかどうかは「前頭葉」が決める。いかに「フロー状態」に持って行くか、そのカギは勉強や仕事も偶有性(確実+不確実)を楽しんで熱中できるように持って行く。記録によるメタ認知(自分を外から観察)や無意識を表出、ミラーニューロンを自分自身に対して働かせる。これらのことから前頭葉が側頭葉から情報を引き出すようになり潜在能力が引き出されます。また、確実性が高まることにより、不確実(新しいチャレンジや変化)を増やすことができるようになります。そのようにして書く習慣が夢を実現させます。また、ネットでの発言など他者とのコミュニケーションの効用についても述べられているますが、これはまぁ、よく言われていることが多い気がします。

  • ・願いを叶えるために「早すぎる自伝」を書く
    →過去の出来事や、重要な局面での選択を客観的に確認しフィードバックを行うことで、自分自身がより見えてくる。どんなことをしたかったか。どんなことを諦めたか。どんなことを選んだか。その時々で、どんなセレンディピティがあったか。忘れていた「本当の願い」を洗い出す。

    すごく面白いとおもった。やってみよう。

  • 「書くこと」に特化された本で、その切り取り方と効能の部分がとても興味深く、勉強になった。
    こうして記録すること、そしてそれを積み上げることは資本になるのだそう。
    これは繰り返し読みたいし、「書く」ことを実践したい。

    偶有性
    セレンディピティ
    知的誠実さ

  • 書くことで促進されること、書くことの応用、興味深く読みました。
    クオリアジャーナル、IKIGAIもチェックしよう。

  • 発信は世界にもできるのだとあらためて考えさせられました。
    自伝を書くというのは本当におもしろそうです。
    茂木健一郎さんの本は読書が苦手な方でも、読みやすいと思います。

  • 脳は不思議だ。脳を上手くコントロールできれば、人は幸せになれると思う。勉強になりました。

  • 【はじめに】脳は怠け者である
    ↪︎「楽をしよう」とする性質を持っている
    •脳を本気にさせるには習慣化である
    ↪︎それは「書くこと」に他ならない
    【1章】まとめ
    •人間の脳は怠け者である
    •本気になるかは前頭葉の役割が大きい
    •コンプレックス、単調、強制などの要因があると脳は本気になれない
    ↪︎逆手に本気スイッチを入れるには「コンプレックスを逆手に」「目標をつくる」「自分自身の課題を設定する」
    •リラックスとフロー状態の時に脳は最大限になる
    【3章】なぜ書くだけで願いが叶うのか
    ↪︎文字を書くと脳の確実性が高まる
    ↪︎書いたものは脳の資本になる
    ↪︎ブログが履歴書になる時代
    【おわり】まとめ
    •言葉をものにするとは…
    ↪︎「言葉が利子を生み出す」ということ
    ↪︎自分の願いを書いておくと利子を伴って自分に返ってくるということ

  • ためになることがたくさん書いてあったので、2度読んだ。

    ・偶有性とは、予想がつく事柄とそうでない事柄が混ざり合った状態で、どのように変化するかわからない性質。
    ・無意識を言語化することが無意識を意識化するのに有効
    ・文字にすることで脳の外に固定点をつくり、メタ認知が働き、自分の中ではっきりと意識される。→夢や目標が実現しやすくなる
    ・クオリア=感覚のもつ質感
    ・脳で考えていることは書いてみないとわからない、自分でも気づかない
    ・自伝を書くことで自分の人生を振り返り、向き合うことができる。あのときどうしてあの選択をしたのか、自分は何がやりたいのかが見えてくる
    ・言葉を磨く、自分のものにしないと人には伝わらない。
    ・書くことが最も大切なスキル
    ・偶有性を楽しむ気持ちがあれば、書くことで夢や目標を叶えることができる

    SNSから離れたい自分にとってはネット上での発信は共感できなかった。なので、自分はノートに色々書いていきたいと思う。

  •  自分の頭の中を書くことで、はっきりとした考え方が固定化されていく。それにより、脳の中の確実な領域が増える。脳は確実と不確実のバランスを取ろうとするので、確実が増えると不確実な状況に挑戦することができる。
     とりあえず、書く内容を決めずにバーっと書いていくことで自分でも意識できていなかった無意識の部分が表面に出てくる。別にテーマも決めなくていい。ただ、自分の中にある気持ちを知りたいがために書く。
     自分はどういった経緯でここまで進んできたのか。自分が望む人生を歩むことができているのか。それを知りたい。過去の何に影響を受けてこのような考え方を持った自分になっているのかを突き止めたい。決定的に人生に影響を与えているカノンが存在しているはず。早すぎる自伝を書きたい。
     これからの時代は何が起こるか分からない混迷の時代。学生は一本道になっているけど、このまま進むことはできない。だからこそ、自分の中を見つめ、確実な物を見つけることで、挑戦を楽しめる人になりたい。

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著者プロフィール

茂木健一郎(もぎ・けんいちろう) 1962年、東京都生まれ。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所などを経て、現在、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」をキーワードに脳と心の関係を研究するとともに、 文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。『脳と仮想』(新潮社)で第4回小林秀雄賞、『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で第12回桑原武夫学芸賞を受賞。『クオリアと人工意識』(講談社現代新書)、『脳を活かす勉強法』(PHP文庫)など、著書多数。

「2023年 『科学と宗教の未来』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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