月の物語 異形コレクション 8 (廣済堂文庫)

アンソロジー 安土萌 倉阪鬼一郎 若竹七海

• 廣済堂出版 (1999年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[solala06さんの感想 · 2024年11月30日]

まずマーティン・エモンドの装丁画が抜群にキモ怖くていい。
若竹七海「死んでもごめん」がなんか好きだなあ。
やっぱそっちかーいオチ好きなんだろうな。

草上仁「月見れば」も。
これもそっちかーい的な。

[はむさんの感想 · 2013年6月7日]

安土萌「月光荘」
倉阪鬼一郎「プレイルーム」
若竹七海「死んでもごめん」
松尾未来「銀の潮満ちて……」
草上仁「月見ればーー」
篠田真由美「月盈ちる夜を」
岬兄悟「ぶれた月」
ヒロモト森一「Killing」
青山智樹「月の上の小さな魔女」
堀晃「地球食」
梶尾真治「六人目の貴公子」
横田順や「落葉舞」
岡本賢一「月」
北野勇作「シズカの海」
牧野修「蜜月の法」
眉村卓「月光よ」
高橋葉介「穴」
朝松健「飛鏡の蠱」
霧島ケイ「月はオレンジ色」
南條竹則「影女」
大原まり子「シャクティ〈女性力〉」
竹河聖「掬月ーーつきをすくうーー」
加門七海「石の碑文ーー「Kwaidan」拾遺ーー」
菊地秀行「欠損」
井上雅彦「知らないアラベスク」

気に入ったのにコメント。
「プレイルーム」
小学校のプレイルームに忍び込んだひとりの男が出会った「玩具」たち。これは忘れられないほど強烈なイメージ。

「シズカの海」
感動。後半で作品の意味に気づいてから無性に自分はせつなくて泣けそうになった。「くる」人にはたまらなく「くる」作品。
接続されなかった未来。
個人的オールタイムベスト級の傑作。
……読み返してまた泣けそうになる。

[ちょさんの感想 · 2011年4月16日]

　各作家さんの月に対するイメージは割りと同一なんだなぁと。