日の名残り 隅田川御用帳14 (廣済堂文庫) (廣済堂文庫 ふ 7-14)

著者 :
  • 廣済堂出版
3.67
  • (3)
  • (6)
  • (9)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 70
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784331613825

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 駆け込み寺に、今日も誰かがやってくる。

    駆け込んできて入れて終了、ではなく
    きちんと裏を取っている、というのに驚きです。
    これは本当に昔していたのか、創作なのか。
    何にせよ、何かしらの話がでてきて
    どうするのか、どうなるのか。
    昔も今も、そこは変わらないのだな、と。

  • 2017.4.24.

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    縁切寺『慶光寺』の御用を務める寺宿『橘屋』に、薬酒問屋『大黒屋』の内儀であるおきくが駆け込んできた。武家の出であるおきくは、実父が負った借金のため五年前に大黒屋卯兵衛に嫁いだのだという。はっきりとした理由を言わぬまま、離縁を…と繰り返すおきくの身辺を調べ始めた橘屋のお登勢と塙十四郎の前に、浮かび上がってきたのは、大店の主とは思えぬ卯兵衛の意外な裏の顔だった…。書下ろし好評シリーズ待望の第十四弾。

    平成29年4月8日~10日

  • 今まで散々駆け込みとは言いがたい件を処理してきたのに、『橘屋はなんでも屋ではない』(作中P91)とは、思わず笑ってしまいました。もちろんその厄介な頼みごとも結局引き受けるのですが。
    そして、金五の妻であり道場主の千草が第二子を授かったことにより、道場を白河藩に譲り、その道場で白河藩剣術指南としてどうかと十四郎に話が持ちかけられます。
    これも周りがお登勢とのためとお膳立て。
    十四作目にしてやっとです。

  • 【収録作品】第一話 日の名残り/第二話 再会/第三話 爪紅(ツマベニ)

  • 第十四弾
    例のごとく、男と女の話に悪い奴が絡んでいる三話の短編形式
    今回は十四郎とお登勢の仲に進展が

  • 十四郎主役だけに第14弾でシリーズ最後か?
    再会
    7年前橘屋の世話になり離縁したおみつ。おみつは妾となっていたが
    別れた前夫朝次郎と子供おいとに金を渡してほしいという。
    朝次郎はおいとのために働き、父と娘懸命にいきていた。
    爪紅
    与茂七は妻おそのに殺されかけたと橘に駆け込む。
    姑お才は持参金をもって婿にきた与茂七を殺そうとし失敗し
    女中おきわに銘じて不義の疑いを与茂七にかけようとしていた。
    一見落着後、楽翁に呼び出される十四郎。

    婿に入ることが出来ない十四郎には一番いい近道か。

  • 長崎などを舞台とした作品です。

  • 1/25-1/26
    14巻目にもなると、
    風景描写や説明部分などは端折って読んじゃうが、
    しっかりゆっくり読んでしまった。
    お登勢と十四郎が一緒になりそう、、、。
    いい展開だ。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

藤原緋沙子(ふじわらひさこ)
高知県生まれ。立命館大学文学部史学科卒。シナリオライターとして活躍する傍ら、小松左京主催の「創翔塾」で小説を志す。2013年に「隅田川御用帳」シリーズで第2回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。本書は土佐の絵師として人々の幸せを願い描き続けた金蔵の生涯を温かい眼差しで活写した渾身の時代小説。著者の作家生活20周年記念作品である。著書に「橋廻り同心・平七郎控」シリーズ(祥伝社文庫)他多数。

「2023年 『絵師金蔵 赤色浄土』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤原緋沙子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×