狂犬 (廣済堂文庫)

著者 :
  • 廣済堂出版
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本棚登録 : 89
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784331615393

作品紹介・あらすじ

凶悪犯捕縛に燃える警視庁捜査一課刑事・神条俊輔は、その非情な逮捕手口から裏社会では「狂犬」と恐れられている。いま神条は自分の妻子を殺した銀行強盗の永倉を6年間、追い続けているが、その永倉一味が沖縄にいるらしいとの情報が入った…。渾身の長編ハード・アクション、待望の文庫化!

感想・レビュー・書評

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  • エグいシーン満載なハードなアクションもの。
    最初から主人公がとばしているなぁと思いましたが、実は中盤以降、犯人側の方が大暴れしているという内容で、現実離れしているものの、完全に切断されているわけではないという微妙なバランスで書かれています。
    シンプルなドンパチものなので痛快お気楽に愉しめて良かったです。

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  •  警視庁強行犯担当・神条俊輔は自分の妻子を殺した銀行強盗の永倉を7年間、追い続けている。復讐に燃 える神条は、その非情な逮捕手口から裏社会では「狂犬」と恐れられている。そして永倉一味が沖縄にいると の情報を得た神条は……。大ヒット作「もぐら」シリーズの著者による会心のハードバイオレンス!

  • B級ハードボイルド。鷹石と尾賀のコンビ愛が泣けるぜ。しかし、一番の突っ込みどころは、狂犬は永倉だろってとこ。

  • 「もぐら」シリーズ以上にハードかもしれない。活字が目に優しい。

  • もぐらシリーズに続き、10年前の矢月秀作の作品が大幅加筆修正により復刊。もぐらシリーズの好評を受けての復刊だろうか。

    ストーリーに時代を感じる大味な復讐に燃えるヒーロー刑事が活躍するピカレスク・アクションであるのだが、単純に楽しめる作品。

    まるで古い谷口ジローの劇画の如し。

    矢月秀作の作品との最初の出会いは、古本屋で見付けた『いかさま』。この作品が面白く、もぐらシリーズが復刊された時には喜んで飛び付いた。この作品はもぐらシリーズに比べると、やや劣るのだが、肩が凝らずに読めるのが良い。

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著者プロフィール

1964年兵庫県生まれ。文芸誌編集などを経て、小説家へ転向。「もぐら」シリーズが100万部を突破し、大ブレイク。「もぐら 新章」「D1」「ACT」「刑事学校」「警視庁公安0課」などシリーズ多数。

「2022年 『紅い塔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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