- Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
- / ISBN・EAN: 9784331615423
作品紹介・あらすじ
数々の話題作を手がけてきたホラー漫画家・外薗昌也が満を持しておくる、背筋も凍る実話怪談、第2弾。「怪談作家とは忌まわしい話ばかり聞き込み、文にする商売だ。」-その言葉通りの忌まわしい"死"に纏わる奇妙な話が目白押し。「ドッペルゲンガー」「怪トンネル」「人形の話」「団地」「黒い人」、前作で読者を震撼させた「僕の家」後日談も収録!巻末にはホラー作家・黒史郎氏との対談を掲載。「読後感、最悪!」と、折り紙つきの怪談から目が離せない!
感想・レビュー・書評
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以前読んだ本。表紙の不気味さにひかれ、隣に並んだ白異本と二冊購入。
何だか聞いたことのある話が多いなと思っていたら、実際の事件が起きたマンションだったりして納得。
読んでいる数日、体調が悪かったし、なかなかの怪奇現象が起きたので一番怖いと言われている赤異本は購入せず二冊とも売ってしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本を読んで居ると、寄って来る様な気がする。
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作者の人格を疑うような話が多い
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⭕
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興味深い。
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私はホラーは好きだが、筆者と同様に心霊の類は全く信じていない。だから、身もふたもない事を言ってしまうが、本書に書かれている内容が、筆者が実際に遭遇した事件ではなく、全部作り話だと本気で思っている。しかし、どの話もクオリティが高く、非常に楽しめた。そして、幽霊よりも人間の方が怖いとよく言われるが、本書からも人間の怖さが伝わってきた。嫌いな人の机の中にこっそりと心霊テープを潜ませたり、公表したら害になる話を堂々と発表したりと、「黒い人」以上に筆者の人間性が黒いのには笑った(笑)
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2017年、6冊目は隙間読書用にしてた、外薗昌也の実話怪談『~異本』シリーズの2作目。
先に言っときますが、作者の外薗氏とは、ディテールは異なるが、自分も、基本、信じない方の人間。
まずは、前作の『赤異本』より、筆致が数段上がってる。展開やオチ、黒い(いや、漆黒の)ユーモア(?)、不安感のあおり等々、読みモノとしてグレードUp。コレには、驚き。特に後半の「団地」シリーズからのラッシュは素晴らしい。
完全に、実話怪談系なめてた、と反省。 -
これは読む側も覚悟したほうがいい稀に見る禍々しさを持った一冊です。内容は詳しく述べませんが、実話怪談集として頭一つ出て評価が高いのも納得です。
「黒い人」の章はミシュランでいうと間違いなく三つ星です。ただ、後味は最悪です(笑)。 -
漫画家・外薗昌也の蒐集した実話怪異集の2冊目。1冊目は読んでません。こっちのカバーのがなんか不気味だったから2冊目にした。若干1巻目の後日談的怪異もありますが、2冊目から入っても無問題。なぜなら実話怪異蒐集本だから。
レビューとかで散々「黒い黒い!」「怖い怖い!」と煽られたものだから、おいおい黒くて怖いってゴキブリか!それ以上かオイ!とドキドキワクワク、大きな期待に胸を膨らませて読みました。それがいけなかった。結局自分にとっては、怪異を蒐集しただけの本だった。怖くなくはないのだが、「新耳袋」と似たりよったりに感じてしまう。誰かの怖い話を読んでも、僕には関係のない話だから、「ふーん」で終わってしまうのです。
正直、これは僕に原因があります笑 ホラー好き、怪談好きにはとても楽しめると思う。でも、僕の趣味はニッチ過ぎて、この本はピッチャーゴロ的な当たり。それでも前には飛んでるから、まぁ、そんな感じです。
この本を一言で言い表すなら、実話「怪談」ではなく、実話「怪異」。この微妙な言葉の違いがなんとなくわかり、ちょっと読みたいな、と思ったら、読んで損はないと思います。