アキレスと亀 (廣済堂文庫)

著者 :
  • 廣済堂出版
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本棚登録 : 43
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784331615973

作品紹介・あらすじ

先輩サラリーマンと新人OLの居酒屋での会話のズレが爆笑を誘う表題作を始め、外相会談での同時通訳による慇懃無礼な罵り合いを描く「決裂」、マラソン実況の極め付けの「偏向放送」など、ありがちな出来事から抱腹絶倒の世界を創り出す天下の奇才、清水義範の傑作短編集!!

感想・レビュー・書評

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  • 盛り上がりに欠ける短編集。オチも有るのか無いのか分からない。きっと読み手が面白さを読み取れないだけだと信じたい。

  • 2015/01/15
    移動中

  • 外交、動物園、マラソン中継、商店街…
    様々なシチュエーションや立場に属する
    人々のやりとりをシニカルに描いた短編集。

    シチュエーションの目の付け所が秀逸で、
    話に入り込むまでが楽しい。
    コントの台本を読んでいるよう。

    ただ、各話のオチがひねりを感じられず、イマイチ。

    「花里商店街月例会議」のやり取りなんかは
    現実でいくらでも起こっていそうな話である。

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著者プロフィール

1947年愛知県生まれ。愛知教育大学教育学部国語学科卒業。1981年『昭和御前試合』でデビュー。1986年『蕎麦ときしめん』が話題となり、独自のパスティーシュ文学を確立する。1988年『国語入試問題必勝法』で第9回吉川英治文学新人賞を受賞。2009年、名古屋文化の神髄紹介とユーモアあふれる作風により第62回中日文化賞受賞。『永遠のジャック&ベティ』『金鯱の夢』『虚構市立不条理中学校』『朦朧戦記』等著書多数。また西原理恵子との共著として『おもしろくても理科』『どうころんでも社会科』『いやでも楽しめる算数』『はじめてわかる国語』などがある。

「2021年 『MONEY 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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