フットボールの新世紀―美と快楽の身体 (広済堂ライブラリー)

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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784331850046

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  • サッカー競技場は巨大な楽器。ボサノバ、サンバ音楽との共通点。本来使わない身体である下肢を使うことによる野性を呼び覚ます原点。ブラジル人特有のジンガ。全く別の観点からサッカーを愛するということを哲学的に?語ったやや理屈っぽい本。ジダンがW杯仏大会優勝直後に語ったという「今日は私の人生でも最も大事な試合となった。我々は今夜、お互いのことを思い、明日(この優勝を)祝うだろう」という言葉と、中田英寿が最終予選ジョホールバルでの勝利後、歓喜の輪に加わらず、イランのビエラ監督に握手を求めに行った場面は何か共通点があります。2人ともキザではなく、結果を喜ぶより、サッカーそのものの満足感、喜びを感じるのです。

  • 世界のサッカー史を語る時、『ペレ』『ジーコ』『マラドーナ』『ジョージ・ベスト』『クライフ』『ベッケンバウアー』の名は欠かせない。“日本”のサッカー史において『中田英寿』は確実に刻まれるだろう。

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著者プロフィール

文化人類学者、批評家。1955年東京に生まれ、湘南で育つ。1982年よりメキシコ、キューバ、アメリカ南西部に滞在し調査研究に従事。2005年より東京外国語大学大学院教授を務める。2000年以降、サンパウロ大学、サンパウロ・カトリック大学などで客員教授を歴任。また2002年より、群島という地勢に遊動的な学び舎を求めて〈奄美自由大学〉を創設し主宰する。主な著書に『クレオール主義』(青土社 1991;増補版 ちくま学芸文庫 2003)、『ミニマ・グラシア』(岩波書店 2008)、『ブラジルのホモ・ルーデンス』(月曜社 2008)、『群島―世界論』(岩波書店 2008)、『サンパウロへのサウダージ』(C. レヴィ=ストロースとの共著、みすず書房 2008)、『レヴィ=ストロース 夜と音楽』(みすず書房 2011)、『書物変身譚』(新潮社 2014)、『ジェロニモたちの方舟』(岩波書店 2015)『ハーフ・ブリード』(河出書房新社 2017)などがある。2017年に『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』(みすず書房 2016)により第68回読売文学賞を受賞。同年、これまでの主著を含む新旧著作のコレクション〈パルティータ〉全5巻(水声社)が刊行された。

「2018年 『ブラジル映画史講義 混血する大地の美学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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