- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784333017065
感想・レビュー・書評
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女性登山家「田部井淳子」のエッセイ『山の頂の向こうに』を読みました。
『エベレストママさん ―山登り半生記』、『エプロンはずして夢の山』に続き「田部井淳子」作品です。
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"生涯現役"を目標に山に登り続ける著者の、自然への思い、山への情熱、家族とのふれあい、人生へのこだわり、夢を、これまでの歩みと"今の自分"を通して語る爽やかエッセイ。
とっても前向きな生き方感覚あふれる一冊。
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さまざまな出版物に書かれた文章を、以下のジャンル別にまとめ1995年6月に出版された作品です。
Ⅰ 偉大なる自然に感謝
Ⅱ 心に残るいつくかの風景
Ⅲ 登山家主婦として
Ⅳ 最高峰に自分の歴史を刻む
Ⅴ 日々を心豊かに
巧くまとめてあるので、ひとつのエッセイ集と作られた作品のように感じましたね。
これまでに読んだ著書と重複する内容はあるものの、相変わらず愉しく読めました。
それにしても、登られた山の多さには感心しますね。
有名な七大陸最高峰だけでなく、チンボラソ(エクアドル)、ファンシーパン(ベトナム)、ラスダシャン(エチオピア)、ポペーダ(キルギスタン/カザフスタン)等、それぞれの国の最高峰に登られているんですよねぇ。
初めて聞く名前の山ばかりですが、読んでいると、どれもこれも登りたくなる感じがしました。
そして、マラソンに挑戦したり、清掃トレッキング等の自然環境(特に登山に関する)の改善に取組んだり、世界の女性登山家を集めたシンポジウムを開催したりと、常に前向きに取組む姿勢には勇気付けられるし、、、
そんな活動もしつつ、家庭を蔑ろにせず、家族とも真剣に向き合うという生き方には見習うべきところが多いと感じましたね。
山陰で講演があればなぁ… と思いますがが、なかなか難しいでしょうね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
田部井さんとね、、、、
共感することがとても多いのよ。
後半に出てる”田部井レシピ”で是非
料理を作ってみようとおもいました。