ピッケとポッケ

著者 : とりごえまり

• 佼成出版社 (2002年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ころさんの感想 · 2022年12月17日]

おすましお姉ちゃんのピッケと、甘えん坊の弟。
ピッケは感情を表に出さないタイプなんですね。

弟のようにうまく甘えられないピッケ。
「ママも　ポッケも　おさかなも　だいきらい」
ついに家出。（といっても、家の近くのしげみの後ろ）

ピッケを見つけたママは、「さあ、かえって　ごはんに　しましょう。ピッケが　だいすきな　おさかなよ」とハグします。
そして大好きなママとポッケと一緒にお魚をたくさん食べました。
悲しかった気持ちをホッとさせる食卓です。

兄弟育児をしていると、似たようなことがあるのではないでしょうか。

ピッケの好物→おさかな
ポッケの好物→ヨーグルト

[Tatsuo-yさんの感想 · 2022年3月3日]

弟がいるためか、我慢のためかなかなか表情を表に出せないお姉ちゃん。そんな感情を描いている作品、ただ表情が少なすぎるのが少し絵本としては寂しさも感じます。

[asadokuさんの感想 · 2015年3月13日]

2014/6/24 1-3

[あきほなこうちゃん。さんの感想 · 2011年6月26日]

なんだかんだ言っても、やっぱりしっぽは素直なネコのお姉ちゃんのお話。甘えたいけど、甘えられないお姉ちゃんの心情が綴ってあります。

[pnyaruさんの感想 · 2011年6月3日]

かわいくてほほえましいエエ話。

[ももたろうさんの感想 · 2005年1月18日]

こどもの気持ちの動きが単純なお話に盛り込まれている。
おとなだって本当は同じなのだけれど、自分の中でごまかしているだけ。そんなことを思い起こした。

著者プロフィール

とりごえ まり
1965年生まれ。『月のみはりばん』で絵本作家デビュー。主な作品に『せんたくやのブラウニー』、『くまさんアイス』『ぼくのへやのりすくん』、「ハリネズミのくるりん」シリーズ 、『コトリちゃん』（絵・やまぐちめぐみ）、『ロバのポコとうさぎのポーリー』などがある。絵本の他に、広告、装丁、小児科のホスピタルアートなども手がける。近年は個展開催、多数のグループ展に参加。石川県在住。

「2022年 『げんきになったよ こりすのリッキ』 で使われていた紹介文から引用しています。」