- Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
- / ISBN・EAN: 9784333020331
感想・レビュー・書評
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高楼方子さんの本を何でもいいから読みたくて、近所のブックオフを漁って見つけた一冊。絵が豊富で字も大きい、小学校低学年向け読み物、といった感じの本。
ヤギのヤギマロ先生は優しい習字の先生だが、重々しい雰囲気で難しいことをいったりもするので、村では立派な大先生と目されたひとかどの人物である。そんなヤギマロ先生にもみんなに言えない秘密があって…。
ありのままがいいじゃないかという大らかさが心地よい。そして子ども向けだからといって文章の質、というかユーモアの質が落ちることはなく、くすりと笑ってしまうこともたびたび。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
習い事体験の課題本
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お習字教室の生徒がおいていった半紙。ヤギマロ先生はこっそり食べている。えらくてこわい先生だけど、ヤギだからしょうがない。みそしるにいれると、おいしいらしい。
『あなたもブックトーク』京都ブックトークの会にて紹介:() -
おなかがふくれるところがおもしろかった!
6才娘より。
一日に2回も読まされました。 -
ヤギのヤギマロ先生は、山のてっぺんにひとりでくらしているお習字の先生。いつでも難しい顔をして、ちょっと怖い感じのする人で、お習字を習いに来る生徒たちは、いつもちょっと緊張してしまいます。
そんなヤギマロ先生は、実はみんなが練習した後の習字の紙を、晩御飯の時にこっそり食べているのです。…ヤギですからね。
ある日ヤギマロ先生は、見慣れない黄色がかった紙を見つけ、食べてみると今まで食べたものの中で一番美味しい味がしました。それは、たぬきのタヌキチが使った「へろり紙」というものでした。
へろりがみをはらいっぱい食べたいと考えたヤギマロ先生は、ある作戦を思いつきます。
さて、ヤギマロ先生は、腹いっぱいのへろりがみを食べることができるのでしょうか。
イラストいっぱいで読みやすい。
クスリと笑える部分も多数。
「手で書くな、へそで書け」とよくわからないけれど深そうなことを言うヤギマロ先生。
「あさひ」の「ひ」を注意され、紙にひたすら「ひひひひひひ」と書くサルハチくん。
こっそり悦に浸りながら紙の晩御飯を食べるヤギマロ先生。
「ら」が苦手なウマゴロー。
イラストも相まって、クスリと笑ってしまいます。 -
子どもなら楽しめるのかな。
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ヤギがへろりがみを、食べているところがよかった。