へろりのだいふく (おはなしわくわくシリーズ)

  • 佼成出版社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784333020331

感想・レビュー・書評

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  •  高楼方子さんの本を何でもいいから読みたくて、近所のブックオフを漁って見つけた一冊。絵が豊富で字も大きい、小学校低学年向け読み物、といった感じの本。
     ヤギのヤギマロ先生は優しい習字の先生だが、重々しい雰囲気で難しいことをいったりもするので、村では立派な大先生と目されたひとかどの人物である。そんなヤギマロ先生にもみんなに言えない秘密があって…。
     ありのままがいいじゃないかという大らかさが心地よい。そして子ども向けだからといって文章の質、というかユーモアの質が落ちることはなく、くすりと笑ってしまうこともたびたび。

  • 習い事体験の課題本

  • お習字教室の生徒がおいていった半紙。ヤギマロ先生はこっそり食べている。えらくてこわい先生だけど、ヤギだからしょうがない。みそしるにいれると、おいしいらしい。

    『あなたもブックトーク』京都ブックトークの会にて紹介:()

  • おなかがふくれるところがおもしろかった!
    6才娘より。

    一日に2回も読まされました。

  • ヤギのヤギマロ先生は、山のてっぺんにひとりでくらしているお習字の先生。いつでも難しい顔をして、ちょっと怖い感じのする人で、お習字を習いに来る生徒たちは、いつもちょっと緊張してしまいます。
    そんなヤギマロ先生は、実はみんなが練習した後の習字の紙を、晩御飯の時にこっそり食べているのです。…ヤギですからね。

    ある日ヤギマロ先生は、見慣れない黄色がかった紙を見つけ、食べてみると今まで食べたものの中で一番美味しい味がしました。それは、たぬきのタヌキチが使った「へろり紙」というものでした。
    へろりがみをはらいっぱい食べたいと考えたヤギマロ先生は、ある作戦を思いつきます。
    さて、ヤギマロ先生は、腹いっぱいのへろりがみを食べることができるのでしょうか。


    イラストいっぱいで読みやすい。
    クスリと笑える部分も多数。
    「手で書くな、へそで書け」とよくわからないけれど深そうなことを言うヤギマロ先生。
    「あさひ」の「ひ」を注意され、紙にひたすら「ひひひひひひ」と書くサルハチくん。
    こっそり悦に浸りながら紙の晩御飯を食べるヤギマロ先生。
    「ら」が苦手なウマゴロー。
    イラストも相まって、クスリと笑ってしまいます。

  • 子どもなら楽しめるのかな。

  • ヤギがへろりがみを、食べているところがよかった。

  • 見栄っ張りなお師匠様の様子がコミカルです。

  • お習字のやぎまろ先生が、ふくらんでしまって、大笑い。
    私も、ヤギだったらヘロリ紙を食べてみたい。
    面白すぎます。☆100個(^^)

  • うちにはヤギがいなくて良かった。もしいたら、ぼくの描いた絵が食べられて、母ががっかりするから。

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著者プロフィール

函館市に生まれる。『へんてこもりにいこうよ』(偕成社)『いたずらおばあさん』(フレーベル館)で路傍の石幼少年文学賞、『十一月の扉』(受賞当時リブリオ出版)で産経児童出版文化賞、『わたしたちの帽子』(フレーベル館)で赤い鳥文学賞・小学館児童出版文化賞を受賞。長編物語に『ココの詩』『時計坂の家』『緑の模様画』(以上福音館書店)、『リリコは眠れない』(あかね書房)など。近刊に『トムと3時の小人』(ポプラ社)『黄色い夏の日』(福音館書店)など。大人向けの小説に『ゆゆのつづき』(理論社)がある。2021年野間児童文芸賞を『わたし、パリにいったの』(のら書店)で受賞。札幌市在住。

「2022年 『のはらクラブのちいさなおつかい 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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