- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784333026500
作品紹介・あらすじ
「いただきますって、なぜ言うの?」食べることは、いのちをいただくこと。谷川俊太郎詩の絵本。
感想・レビュー・書評
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題名が不穏。牛や豚、鶏、魚などは人が食べるために死ぬ。ありがたいと思わなければいけないね。絵もぐっと迫ってくる。
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衝撃的な題名です。
読み聞かせるのを躊躇するくらい。
内容は、私たちは他の動物たちの命をいただいて生きているということ。
そうして、私たちはこれからも生きる、というもの。
命の大切さが描かれています。
元は谷川俊太郎さんの詩。
絵本にすると生々しいですね。 -
食べ物で遊ばない。残さない。キレイに食べる。命をいただいてる事を忘れてはいけない。
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【母セレクト】
ちょっと怖い絵が数ページ。
けど食育についてシンプルに子どもに教えられる。
死んでくれた動物の分も
残さず美味しく食べようね! -
絵が革新的。話も力強いリズムがある。家族が悲しむから生きるのか?そこだけが腑に落ちない。
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わが子はすんなり受け入れていた様子だけれど、
食卓で目玉焼きを食べる際に「これはひよこが死んでくれたの?」と質問をしてきたのには、ぎょっとさせられた。
いえ、それは事実であり、
ぎょっとしてしまうこちらに問題があるのかもしれない。
かなりストレートなタイトルだけれど、
そこが好ましい。 -
最近、この手の内容のお話が多いですが、小さい子に向けてなのか…いきなりハンバーグになるのも。
もう少し大きくなって、内容のわかるようになったら内田美智子さんの「いのちをいただく」の方が私はいいなと思います。 -
自分の命が他の生き物の犠牲の上にできていること、命の尊さを、子どもにもわかりやすく書いてくれています。
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人は、支えられて生きているのだと感じる詩でした。
ときには、牛や豚といった動物の命に。また、家族の深い愛情、「ぼく」を失ったときに家族が感じるであろう深い哀しみに。
「ぼく」の死を受けた相手の気持ちになって考えること。自分が死ぬことに、意味があるのかを考えること。
そうして、自分を生かすために死んでくれた命の分、愛情の分、全て生きようと決めた「ぼく」は、生きる目的が大きなものではなくとも、前向きな姿勢でこれから生きていけるのだと思います。
素朴で可愛らしい絵が、子どもの口調でありながら大人ですら見逃してしまいがちな真実を語る詩の調子とよく合っていると思います。