奈良 鹿ものがたり (はじめてのノンフィクションシリーズ)

著者 :
  • 佼成出版社
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本棚登録 : 35
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784333027903

作品紹介・あらすじ

東大寺や春日大社など有名な観光地があり、多くの人でにぎわう奈良公園には、野生の鹿が約1300頭もくらしています。なぜ、これほど多くの鹿がいるようになったのでしょうか? その歴史は平安時代までさかのぼります――。この本では、奈良の鹿の歴史や、あまり知られていない鹿の生態、人間との共生を目指して活動する「奈良の鹿愛護会」の活躍などを紹介します。修学旅行の事前学習や、調べ学習にも最適です。

感想・レビュー・書評

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  • 奈良公園の鹿は野生動物です。
    奈良県奈良公園の鹿について書いたノンフィクションです。
    子供向けに、字が大きく、写真も多く入れて読むやすい本になっています。
    奈良公園の「奈良の鹿愛護会」の活動を中心に、奈良公園になぜ鹿が居るか、生態は、保護は…などを丁寧に分かりやすく書いています。現在1300頭ほどの鹿がいます。年に約140頭の鹿が交通事故に遭い、2017年は91頭の鹿が亡くなりました(涙)

    奈良では、鹿は神様のお使いとして大切にしています。しかし戦争中の食糧不足の折に900頭ほどいた鹿が70数頭まで激減しました。愛護会が、鹿をここまで増やしてきたものです。奈良公園の鹿は、野生動物です。通常野生動物は、動物園の檻の中などに居る場合が多いですが。柵の無い500ヘクタール(東京ドーム約100個分。東京デズニーランド約10個分)の大きさの奈良公園で生活しています。そのため公園の周辺の道路で交通事故に遭いますし、人家にも入って行きます。
    鹿の寿命は、雌鹿が20年。雄鹿が15年です。

    【読後】
    鹿は、可愛らしいですね。生まれたての子鹿が立ち上がるのを見ていると、力が入って来ます。
    読み終ると、奈良公園に鹿を見に行きたくなります。

    奈良 鹿ものがたり (はじめてのノンフィクションシリーズ)
    2018.12発行。字の大きさは…大。2021.10.17読了。★★★☆☆
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    奈良公園の鹿にまつわるさまざまなエピソードが書かれている。確かに自分の生まれ育った地の環境って当たり前すぎて何にも感じない。しかし、その当たり前を維持するためにたくさんの人が努力しているのだなあ。 鹿イベントも見に行こうっと!

  • 奈良博前に溜まってる子達、エアコンの通気口目当てだったんだね

  • 一時間と少しで読めた。『調べ学習にぴったり!』と紹介させている通り、とても読み易く、奈良の鹿に関する内容は網羅されているが非常に解りやすく、理解しやすい。写真も素敵だった。

  • 奈良公園の鹿は野生の鹿なんですね。鹿との共生についてなど、小学生にはちょうどいい情報量かも。

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著者プロフィール

日本児童文芸家協会会員。 関西学院大学文学部卒業。 経済系の出版社でビジネス書の企画編集の仕事に携わったのち、2017年6月に独立。宮澤やすみさんの最新刊『仏像の光と闇』の編集担当。

「2021年 『仏像”ここ見て”調査隊 奈良編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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