- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334004804
感想・レビュー・書評
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速読は右脳でやるものだとばかり思っていたもので、この本のタイトルを書店で見た時は驚いたものです。
左脳速読だと余計に脳が疲れるのではと思ってすぐには購入しませんでした。
しかし思い切って購入して読んでみると、なかなかいいこと書いてあって納得。
左脳型の人に右脳型速読を練習させてもマスターできないので左脳型の人でもできる練習法を開発したということです。
そして左脳型速読を続けているうちに右脳も発達してきてやがては両脳型人間になれるということです。
こういうことが左脳型の人でも分かるように丁寧に嚙んで含めるように説明されています。
右脳・左脳の機能の違いについてもよく分かります。
そして先行する右脳型速読法の流派について実名を挙げて批判したりしています。
本書はジョイント式速読法(新日本速読研究会)初期の傑作であり、今読んでも色あせない名著だと思います。
そして私はこの流派に心酔し、ビデオ教材も購入し大阪教室に通い電子ブック版訓練ソフトも購入したりしたけど結局マスターできませんでした。
今読み返すと、やはり画面で見るソフトに頼るより実際の本でページめくり訓練をする方が効果あるのではないかと思ったり。
OLDIES 三丁目のブログ
速読本の古典であり不朽の名著である『左脳らくらく速読術』
https://diletanto.hateblo.jp/entry/2021/11/22/194211詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
従来の右脳速読は習得率が低い。われわれの左脳速読なら、バッチリです。という本。
けど訓練法は、めっちゃ右脳系(笑)。
高速ページめくり→中速→低速、というのは有効だと思う。
高速道路から一般道路へ。 -
速読などの能力開発にキーワードとして取り上げられる「右脳」。この分野の書籍は「右脳による感覚的な能力を左脳による論理的な能力に優先させることによって技能を向上させる」という論調のものがとても多い。そんな状況で本書は「左脳」による速読法を提唱している、というとてもレアなもの。しかしよく考えてみれば、右脳による能力を習得する場合でも、その説明が言葉によるものであれば、発端は左脳を利用しているということは間違いないだろう。左脳によって意識してそれを繰り返すことによって右脳が無意識に近い状態で働くように訓練していく。自転車が乗れるようになるプロセスを考えれば想像できる。本書の説明も概ねそうした趣旨であり、左脳をそのまま速読に利用するという発想ではない。ただ改めて技能修得の方法を説明されれば、自らの意思や行動を認識しやすくなり、上達の実感も得やすくなるのではないか。このようなスタンスで本書のメソッドに取り組むことにも大きな意義があると思う。
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すぐに効果が出る、というような謳い文句でしたが、イマイチ効果実感できず。トレーニング自体はとても簡単なものなので、読書スピードが上がればラッキー、ぐらいの気持ちでしばらく続けてみようと思います。
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よく分からなかった。
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私が速読をするにあたり、「はじめて」役にたった本。具体的な訓練内容にいたるまでは作者の読者へ対する説得ばかりであるが、いざ訓練内容となると凄くやりやすい。何故かと言うと難しい動作をしなくていいからである。前提に「読めなくてもいいから取り合えず書いてある通りにして」があるので読み手にかかるプレッシャーが凄く少ない。ただ、本を見ながらページをめくっていればいいのだから。それが終わったら字を眼でおうだけ。速読の出発点としてオススメしたい一冊である。
ちなみに左脳速読から右脳速読へのシフトはかなり難しいと思います。