赤瀬川原平の名画読本―鑑賞のポイントはどこか (カッパ・ブックス)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 50
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334005283

感想・レビュー・書評

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  • 絵を好き嫌いで見る。
    名画と言われる中にも駄作が紛れている。

    本当に画家の気持ちになって鑑賞するには一度自分で描いてみるとよろしい。

    ルノワール→世間のウケに迎合して惰性で描いていて退屈。

    画家自身の興味がキャンバス上を走り回り、それが結果として世間に受け入れられるというのでなければ、なぜかしらいい絵はできないのである。

    自身の楽しみ、発見を追求しなければ腑抜けになる。

    物作りにも共通することかも。

  • 自分の基準で絵画観賞をされたし、という主張には同意。
    当方もルノワールが好きではない(嫌いと言っても差支えないかもしれない)のだが、逆にルノワールが大好きな人もいるんでしょう。
    ルノワールが名声を得、年を取るにつれダメな画家になっていったとあるが、その受け止め方はあくまで「個人的見解」なのかもしれない。
    こういった意味で本作は矛盾に満ちた嗜好性の強い人間的主張とも思えなくもないです。

  • 世間でいうところの名画の中には、名画もあるし、そうでないものもある。世間の評価をもとに頭で理解しようとするのではなく、徹底してその絵を観察してみよう、というのが著者のアプローチだ。路上観察で不作為の芸術を発見した著者の観察力で語られる絵画評は、まるで自問自答を繰り返す独り言のようで面白く鋭い。

  • マチスの部分を読む。この絵が好きなのでしょうか。あまり好きなように思えない。何故、この絵を選んだのでしょう。そこが疑問です。

  • 感想未記入

  • [ 内容 ]
    名画なんてもう飽きた、もうどれも見たものばかりで、新しい感動なんて何もないじゃないか…という人におすすめする、赤瀬川流「名画鑑賞法」。
    人の目や言葉ではなくて、自分の目が見て嬉しいものが本当の名画。
    巨匠15人の代表作について語る。

    [ 目次 ]
    1. モネ「日傘をさす女」
    2. マネ「オランピア」
    3. シスレー「サン・マメス」
    4. セザンヌ「坐る農夫」
    5. ゴッホ「アルルの跳ね橋」
    6. ゴーギャン「タヒチの女たち」
    7. ブリューゲル「雪景色の狩人たち」
    8. レオナルド・ダ・ヴィンチ「聖アンナと聖母子」
    9. フェルメール「アトリエ」
    10. コロー「コンスタンティヌスのバシリカのアーケードから眺めたコロセウム」
    11. ロートレック「ムーラン・ルージュの踊り」
    12. ユトリロ「コタン小路」
    13. マチス「ピアノのレッスン」
    14. ルノワール「ピアノによる少女たち」
    15. アングル「泉」

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 1.赤瀬川原平さんの著書。2.モネの「日傘をさす女」を取り上げている。その2点で購入した一冊です。著者の独特な感性と解釈が読みやすく著わされていて、芸術音痴の私でも楽しく読み進められました。

  • 2007.3/25
     かなりいい。赤瀬川さんの視点で絵画が見れるのが新鮮。「名画」ということばにとらわれず、自分の好きな絵を見ればいいのだ。

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著者プロフィール

赤瀬川原平(あかせがわげんぺい)
1937年横浜市生まれ。本名・赤瀬川克彦。愛知県立旭丘高等学校美術科卒業、武蔵野美術学校油絵学科中退。画家・作家。60年代はネオ・ダダ、ハイ・レッド・センターに参加、前衛芸術家として活躍する。70年代は、『櫻画報』などでパロディー・漫画作品を発表。1979年作家・尾辻克彦として執筆した『肌ざわり』で中央公論新人賞、81年『父が消えた』で芥川賞受賞。86年路上観察学会創立に参加。その後ライカ同盟、日本美術応援団を結成。
主な著書に『オブジェを持った無産者』『超芸術トマソン』『カメラが欲しい』『赤瀬川原平の名画読本』『正体不明』『新解さんの謎』『老人力』『四角形の歴史』『東京随筆』など他多数。2014年10月「尾辻克彦×赤瀬川原平 文学と美術の多面体」展(町田市民文学館)「赤瀬川原平の芸術原論 1960年から現在まで」展(千葉市美術館)開催。同月26日逝去。

「2018年 『赤瀬川原平 カメライラスト原画コレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

赤瀬川原平の作品

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