夜は千の鈴を鳴らす: 東京-名古屋駅90秒の謎 (カッパ・ノベルス)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334027889

感想・レビュー・書評

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  • 吉敷シリーズ8作目。
    純然たる時刻表トリック、という感じでした。時刻表トリックの実行は交通費が凄そうだとか思ってしまう。このシリーズを読み始めて、鉄道ミステリの苦手意識が払拭できたような気がする。
    表紙の折り返しに「アンフェアすれすれの試み」と書かれているけど、どこがその試みなのかがわからなかった。
    タイトルの響きは素敵だけど内容とあんまりリンクしてないような…?

  • 今は昔、寝台特急が華やかに走っていたころのミステリ。真実はさらに東京オリンピック前後に起こった殺人事件に繋がっている。
    文章が洗練されていないし、動機も変だけど当時は時代の先端を行っていたんだろう。作者の気概を感じる。

    気分は特捜最前線である。

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著者プロフィール

1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』など50作以上に登場する探偵・御手洗潔シリーズや、『奇想、天を動かす』などの刑事・吉敷竹史シリーズで圧倒的な人気を博す。2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。また「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」、台湾にて中国語による「金車・島田荘司推理小説賞」の選考委員を務めるなど、国境を越えた新しい才能の発掘と育成に尽力。日本の本格ミステリーの海外への翻訳や紹介にも積極的に取り組んでいる。

「2023年 『ローズマリーのあまき香り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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