本格焼酎を愉しむ (光文社新書 2)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334031022

感想・レビュー・書評

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  • さすがに、えごま焼酎はなかったですね。
    (ちなみに一度飲んだけれども、独特の癖あり)

    製法によって、
    味の出方にも差があるということに驚かされました。
    逆に言えば、癖のないのは
    さびしいものなんですね。

    最近、焼酎を飲んでいませんね。
    確か、うちにも手付かずの芋焼酎がありました。
    たまに飲んでみますかね。

  • 田崎さんというとワインというイメージだが、個人的には焼酎を飲むらしい。

    ソムリエの視点から焼酎を評するとなるほどこういう表現になるのかと感心させられる。
    食事を愉しむ為の酒、会話を愉しみながらの食事と酒。酒のたしなみ方もなるほどと思う。
    さらに醸す文化について焼酎の作り方がよく判る。

    焼酎も良いね。

  • ソムリエとして有名な田崎真也さんが、ワインじゃなく焼酎の方が好きだったなんて以外でした。
    でも、日本人だしそういうもんか、とも思ったとこもあります。

    僕は、大学時代に割とお酒を飲んだ方だと思うのですが、そんなに銘柄を気にするような飲み方をしてませんでした。^^;
    恥ずかしながら。
    でも社会人になって落ち着いて飲むようになって、そこからはビールから割と焼酎にうつってきました。
    なんか、「酒を飲んでる」って感覚の持てる度数の高いお酒とか、癖の強いお酒が好きで、そのうち沖縄好きも手伝って泡盛が定番になってます。でも、そのお酒を選ぶ基準は割と気分任せというか、名前に惹かれてだったり、「飲みやすさ」って観点だったりしました。
    有名だからとかそういうのはどうでも良くて、知らないのがあれば飲んでみるとか、その日の一杯が気に入ったらずっとそれを飲んでるとか。

    で、この本を読んで、「僕の酒ライフ、もっと楽しめるじゃん」って思ったのがまず持った感想でした。
    料理との相性や、お酒の特性を考えて流れを作って楽しむとか考えたことなかった。
    ビールもいいけど、軟骨のから揚げみたいにレモンをかけるものにはレモンサワーもいいのでは?とか、魚には昆布焼酎、豚の角煮みたいに甘いたれをつけるような料理にはラムや黒糖焼酎、油っこいものには度数の高い焼酎を、焼き鳥を塩で食べるなら鳥の餌となった穀物系の芋焼酎なんかはどうだろう、とか、麦焼酎と芋焼酎を飲むなら癖の強い芋を後にして麦⇒芋って流れを作ってみるとどちらもしっかり味わえるとか、そういった相性を考えて選んだことってあんまりなかったなーと思いました。これは、これからどんどん試していきたいと思います。

    食についての興味、最近薄れちゃってたな~。
    自由に楽しめるものなんだから、楽しんだらいいですよね!^^
    組み合わせを考えだすと、ちょっとおもしろいかも。

    お互い太らない程度に楽しみませぅ~☆

  • ソムリエとして有名な著者が、焼酎の魅力を余すところなく語っています。実際に飲んだ銘柄のコメントにかなりの紙数を割いており、しかも味わいや香りをソムリエ独特の比喩で表現していますので、自分の感覚と符合するかは別として、非常にイメージしやすく工夫されています。いわゆる本格焼酎の入門書的なガイドブックとしても使えるでしょう。ただ、惜しむらくは、ブランドものの本格焼酎ばかりではなくて、もっと手軽に近所のスーパーでも売ってるような銘柄も紹介して欲しかったですね。

  • [ 内容 ]
    「ソムリエという仕事柄、ワインしか飲まないのではと思われがちですが、僕が日常的に一番多く飲むお酒は焼酎です」―世界の頂点に立ったソムリエは、本格焼酎をこよなく愛する。
    基礎的な知識から、新しい楽しみ方までを、著者自身の体験を交えながら語る、本格焼酎入門書の決定版。
    芋や米、麦、ソバ、黒糖からつくられる焼酎から泡盛まで、世界に誇る日本の蒸留酒を知り、味わい、自己流で楽しむ。

    [ 目次 ]
    第1章 本格焼酎との出会い(焼酎の香りがとてつもなく嫌だった;一気飲みでますます焼酎嫌いに;うどん屋で焼酎を並べるも大惨敗 ほか)
    第2章 本格焼酎を知る(本格焼酎とは何か;焼酎の製造史;焼酎のつくり方 ほか)
    第3章 本格焼酎を味わう(伊豆七島の焼酎;鹿児島の焼酎;奄美諸島の黒糖焼酎 ほか)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 平成22年10月13日読了。

  • 専門的な内容なのにスラスラ読めてしまうのは、
    田崎さんの文章が上手いからでしょう。

    戦後の日本人の食習慣で「行儀よく黙って、早く済ます」という考え方が、
    食中酒の文化を生まなかったというのはなるほどと思いました。
    日本の食卓をイメージすると最初に料理を全て並べてしまい、
    それをごちゃまぜに食べてしまうから
    1品1品の料理に合うお酒なんて選びきれないわけですね。

    それならコース料理であれば1品ごとに料理に合う焼酎を、
    少量づついただくなんてことができるかもしれない。なんて思いました。

  • 著者はワインのソムリエで有名な田崎真也さんです。「ワインのエキスパートが焼酎の本を?」と驚いた方もいらっしゃると思いますが、読んでみると中々おもしろいです。2000年に沖縄県で開催されたサミットで、ディナーの食後酒として、クース(古酒)を各国首脳にふるまったなど、いろいろと焼酎にまつわるエピソードが載っています。また、「なぜ焼酎なのか?」、「どういった経緯でお酒のエキスパートになったのか?」など、それらも垣間見ることができます。その他、「伊豆七島の焼酎」、「鹿児島の焼酎」、「奄美諸島の黒糖焼酎」、「球磨焼酎」、「宮崎の焼酎」、「大分の焼酎」、「泡盛」などの焼酎を紹介しています。特筆すべき点は、ワインのソムリエらしいテイスティングの表現方法です。読んでいると、まだ飲んだことのない焼酎ですが、思わずニヤリとしてしまう程、想像を書き立てられる表現で紹介しています。また、料理との相性を考えた飲み方も、田崎さんなりに伝授しています。焼酎の入門書として購読するのも良いかなと思います。

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著者プロフィール

1958年、東京都生まれ。1995年、第8回世界最優秀ソムリエコンクールで日本人として初めて優勝、世界一の座につく。以降、ソムリエとしてのみならず、ワインを含む酒類と食全般にフィールドを広げて活躍。99年、フランス農事功労章シュヴァリエ受章。2011年、黄綬褒章受章。現在、国際ソムリエ協会会長を務める。ワインだけではなく、日本酒や焼酎にも造詣が深く、『ワイン生活』(新潮社)、『本格焼酎を愉しむ』(光文社)などの著書がある。

「2016年 『No.1ソムリエが語る、新しい日本酒の味わい方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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