キヤノン特許部隊 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 475
レビュー : 71
  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334031268

作品紹介・あらすじ

一九五〇年代には未だカメラ専業メーカーであった、キヤノンの奇跡ともいえる六〇年あまりの歴史に、丸島の展開してきたビジネスはどのような役割をになったのか。企業戦略として特許を活用するとは、具体的にどのようなことなのか。昭和九年生まれの日本人が、朝からステーキを喰うアメリカのビジネスマンたちとどのように渡り合ってきたのか。そして私たち日本のビジネスパーソンは、特許あるいは知的財産権をどのように考え、仕事に生かすべきなのだろうか。

感想・レビュー・書評

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  • キャノンの知財部門を築き上げた丸島儀一に、キャノンの特許戦略を、その歴史的経緯と共に語ってもらい、まとめた本。

    著者は丸島儀一となっているものの、予想に反してインタビュー形式となっており、強力なテーマ性に基づいて取材が行われているわけでもないため、内容は「私の履歴書」のそれに近くなっている。

    丸島氏は2011年に名著「知的財産戦略」を執筆しているが、その9年前に執筆された本書は、前者の内容を薄めて読み易くしたものに等しく、氏の特許戦略への導入として最適である。逆に、本書の内容は、キャノンの歴史的経緯に纏わる詳細を除いて、全て「知的財産戦略」に(濃度100倍で)記載されているため、先にそちらを読んだ場合、本書を読んでも得るものほぼない。

    著者本人が特許マン人生の集大成として、自身の哲学を体系的かつ詳解に記述した「知的財産戦略」には当然及ばないものの、技術部の源流に入り込むことを重視する点や、特許を「攻めの特許」と「守りの特許」に分類しそれぞれの戦略的運用方法が異なる点、交渉の際は相手に「欲しい」と言わせることが重要でありその方法として如何なるものがあるか、など、極めて重要な点がいくつか本書でも触れられている。

    丸島流特許論が要領良くまとまっている好著。☆4つ。

  • 読んで何年も経ってからの記載だがキヤノンへゼロックスが訪れてきてIJの技術情報を技術者自らリークしてしまったストーリーは衝撃的で今でもよく覚えている。

  • キャノンの丸島儀一さんの作り上げた特許戦略。最近はそのとおりやっていないとこぼしていた。

  • 丸島ドクトリンの教科書。どちらかというと知財マンとしての考え方を説いた本だ。技術から知財の道に移った時に購入し、何度か読み返している。先日、丸島ゼミ最終日に先生にサインをいただいた。

  • 第1章 巨人ゼロックスとの闘い(キャノン、多角化への野望
    シンクロリーダー ほか)
    第2章 戦略的特許ビジネスとは(NPシステムの展開
    世界初の液乾式PPC ほか)
    第3章 交渉(海外体験
    屈辱の旅発ち ほか)
    第4章 何のためのプロパテントか(プロパテント政策とは
    アメリカで始まったプロパテント政策 ほか)

  • 図書館の除籍本

  • 組織外に対して交渉をやるには、組織内を固めておかないと分かりやすいが不合理な成果を求められる… それはそうと、後半の諸提言は残念ながら、財界からの提言の悪しき典型例という感じでなんとも。

  • 2002年の出版とあって、今の法制度と比較して読むと興味深い。
    知財の実務の部分をもっと読めれば良かった。

  • キャノンの多角化に伴って取り組んできた特許への取組み。
    特許で防衛しながらも、必要な技術を取り込んでいくため戦略的に行う「クロスライセンス」。すごい。

  • 読み終わったー\(^o^)/
    キヤノンの特許戦略のキーマンの書籍。
    日本と海外の特許文化の違いが面白い。

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