日本人の苗字: 三〇万姓の調査から見えたこと (光文社新書 54)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334031541

感想・レビュー・書評

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  • 文字通り、日本人の苗字の由来を扱った一冊。

    歴史的な苗字の由来が主だが、30万あるうちの20万以上は明治以降らしいが、それについてもチラッと触れていた。

  • 知識としてストックしくなる情報が多く載っていました。読みやすく、内容も難解ではありません。強いて言うならば、もっと内容が多いと嬉しい(少しばかり薄かった気がします)。

  • 苗字の発祥から現在まで時系列に解説されていて興味深い。ただ現代の解説が少ないと思う。明治以降、さまざまな理由で苗字が増えていると思うのだけど。■あと、30万もあるので仕方ないんだけど、自分の苗字が出てこないと結構さみしかったり。

  • [ 内容 ]
    長年にわたって、約三〇万姓にものぼる日本人の苗字を渉猟してきた“平成の南方熊楠”とも称される鬼才、丹羽基二。
    彼はその成果を六年前、『日本苗字大辞典』全三巻にまとめあげた。
    その過程で見えてきた苗字の歴史、変遷、そして日本人と苗字との関わりとは?
    八十を超え、ますます意気盛んな著者による体系的苗字学の決定版。

    [ 目次 ]
    第1章 日本人の苗字
    第2章 誕生した苗字―古代
    第3章 整理された苗字―奈良~平安期
    第4章 枝分かれした苗字―鎌倉~戦国期その一
    第5章 散らばった苗字―鎌倉~戦国期その二
    第6章 封印された苗字―室町~江戸期
    第7章 作られた苗字―明治期
    第8章 進化する苗字―昭和~平成期

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 一番好きな新書。日本人の苗字の由来や成立の過程を時間軸で追っていて読みやすい。自分含め、友人知人の苗字を探したくなります。

  • なんというロマン。ルーツ探しに胸が躍ります

  • 未読

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著者プロフィール

丹羽基二(にわ もとじ)

1919年、栃木県に生まれる。国学院大学文学部を卒業。文学博士。姓氏・家紋研究の大家。膨大かつ精緻な研究で、稀代の成果を遺した。2006年逝去。著書に、『〔家紋と家系〕事典』(講談社プラスα文庫)、『難読珍読 苗字の地図帳』(講談社プラスα新書)、『家紋大図鑑』(秋田書店)、『日本姓氏大辞典』(角川書店)、『姓氏・地名・家紋総合事典』(新人物往来社)、『人名・地名の漢字学』(大修館書店)など多数。

「2016年 『神紋総覧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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