世界最高のクラシック (光文社新書)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334031664

感想・レビュー・書評

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  • 作者は批評はポルノグラフィとあとがきで書いておられるが、本書の批評精神はそこまでの中身ではないと思う。

    クラシック初心者の自分なので、よく分からないが、主観がかなり多いように思うし、一人一人に対する批評も断片的で圧倒的に説明が不足している。作者の個人的オススメCDガイドとして読む分には面白いし参考になる。特に私のようなクラシック初心者には。

  • 2015/5/18読了。
    クラシックの知識としてもう少し指揮者・作曲家の情報が欲しかったため購入。

    作曲家はまだしも、指揮者の情報はあまり持っていなかったので重宝しそう。

    著者の好みが完全に入っているのも面白い。

  • 名盤CDガイドとしてなかなか楽しめます。

    この指揮者のこのアルバムがいい、といった紹介がメイン。

    音楽はひとそれぞれ好みが違いますから、お気に入りの指揮者、そして演奏方法も違ってきます。

    著者の感性ではチェリビダッケがお気に入りのようですね。

  • 金沢図書館で読む。

  • 大好きな評論文です。

  • フルトヴェングラー、トスカニーニ、ワルターといった往年の指揮者に始まり、現代の指揮者に至るまで、その指揮ぶりと名盤の紹介。
    この本は、読者を音楽の情念でうずかせるポルノグラフィーだと、あとがきに書いているが、まさにその通りで、音楽が聴きたくなるのだ。

  • 許氏の考える世界最高の指揮者の選りすぐりの名盤について解説。しかし、最高の指揮者というのは許氏が必ずしも好きな指揮者に限っていないようだ。ヴァントやチェリビダッケへのページの割き方とラトルへのページの割き方を見ればよくわかる。<br />最近ラトルをよく聴くようになって、段々ラトルの演奏がわかってきた。ラトルの演奏は横よりも縦を重視してその瞬間に鳴る音のバランスを巧妙に操っている。ノンレガートで演奏される音楽は旋律を歌わせるということからは外れることもあるがそこから聴こえてくるものも少なくない。<br />まあ、新書一冊にこのテーマを十分に書くのは無理だろうし主観的な解説も好意が持てて楽しく読むことができた。

  • 文章がくどく、きざで、とにかく、うるさい。「ばかかお前」「〜を好きになるのはまずい」など罵倒に類する言葉もあり、アドルノとかボードリヤールとか「現代思想」を引っ張ってくるところも小賢しい。筆者にとってはクラッシク音楽はもう終わっているらしいが、音楽批評が終わっているんじゃないだろうか。自分のブログでやってくれればいいと思う。音楽のことはちゃんと専門の音楽家にでも書かせたほうがいい。金聖響『ベートヴェンの交響曲』の方が断然面白い。

  • 過去の有名な演奏家のことを、今までにない紹介の仕方で書き連ねた本。演奏家に対する決め付け方が「サイコー」。

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著者プロフィール

1965年、東京都生まれ。慶應義塾大学教授。著書に『クラシックがしみる!』『問答無用のクラシック』『コンヴィチュニー、オペラを超えるオペラ』『オレのクラシック』『クラシック批評という運命』(いずれも青弓社)、『クラシック魔の遊戯あるいは標題音楽の現象学』(講談社)、『世界最高のピアニスト』『生きていくためのクラシック』(ともに光文社)、『痛快!クラシックの新常識』(リットーミュージック)、『これからを生き抜くために大学時代にすべきこと』(ポプラ社)、編著に『クラシック知性主義』『絶対!クラシックのキモ』(ともに青弓社)、共編著に『クラシック・スナイパー』シリーズ、『クラシック反入門』(ともに青弓社)、共著に『クラシックCD名盤バトル』(洋泉社)など。

「2016年 『クラシックの秘宝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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